2011年8月27日土曜日

もったいないお化け

大家のWayneは、地元でも有名なカフェのオーナー。なので、キッチンが機能的だったり、家中のインテリアのセンスがよかったりするんだけど、一つ、シェフならでは?の「耐えられない習慣」がある。

それは、食べ物を惜しげもなく捨てること。

残ったものや、ちょっと焦げちゃったものなど、ばんばん捨てる。まあ、NZ人は庭に逆さにしたバケツみたいなものを置いて肥料を作ったり、鶏にあげたりする人も多いので、完全に廃棄ではないにしても、やっぱり私はもったいない!と思うわけさ。

今週半ばまで、Wayneは自転車で事故って松葉杖生活だったんだけど、冷蔵庫の中の整理を頼まれたとき、まだ食べられる食べ物を「これも捨ててくれ」と言われてめっちゃ葛藤した。。。しかもそれが、すごい美味しいビートルートのサラダで、私も好きだったのでなおさら。「食べないなら、くれ」と、喉どころか前歯あたりまで出かけたよ。頭の中で英文法組み立て始めたり。

あと、みんなで食べたピザの残りも翌日には捨ててし(ランチにピッタリなのに!)、ある時は私も手伝ったインド料理(薄いパンケーキでスパイスいっぱいの豆カレーを包んだもの。めっちゃうまかったー。)も、その日のディナー後の片付けで惜しげもなく捨ててた。思わず「す、捨てた!」と叫んだら、「ああ、ごめん。今度からは近くで見張って、欲しかったら言って」みたいなことを言われたよ。ジョジョよろしく、5秒ほど巻き戻したい気分だったね。

たまに冷蔵庫を開けて残りものがあると、「これもそろそろ捨てちゃうのかなあ…もったいないなあ」って心で指をくわえながら見てる。

そういや、フルーツもちょっと熟しすぎると捨ててたなあ。あるとき見かねて、「このバナナ、もう食べないならくれる?ケーキに使いたいんだ」と言ったらくれて、その後、彼の方からくれるように。もちろんケーキはお裾分けしてるさ。カフェのオーナーにケーキをお裾分けするなんて、良い度胸だと我ながら思いつつね。

バナナもさ、日本だとけっこう黒い斑点がでてから食べたりするけど、こちらでは本当に黄色い皮のうちに食べる。なので、私が真っ黒になったバナナをとっておくのとか、最初は理解できなかったみたい。

日本食って、「翌日のほうが味が染みておいしい」っていうジャンル?があるじゃん。でもNZにはあまりない。スープとかケーキとかにちょっとあるかな。でも、塊肉の丸焼きとかローストした野菜とか、料理したてが一番おいしい。

はいはい、分かってます。他人の食べ物なんだからほっとけって話だよな。でも、米一粒すらも残さないように食べるのがデフォルトの私こと日本人としては、看過できないんだよなー。日本人っていうより、貧乏性なんだろうな。ううーん、貧乏バンザイ!

これが、もらったバナナで今日作った、バナナチョコレートブラウニー。お陰さまでよーく熟したバナナで、なかなかうまくできました。

参考にさせていただいたレシピはこれ。

Cpicon ココアとサラダ油で★バナナ・ブラウニー★ by nokko.t

コメントにも書いたけど、ココアの半分を刻んだアーモンドチョコにしたら、アーモンドがよいアクセントになりました。

2011年8月21日日曜日

グレープフルーツをもらったので

ニュージーランドでは庭にフルーツの木を植えることが珍しくなく、Wayneはタヒチアンライムを植えてます。10年ででっかくなりました。そして、毎日数個ずつ実を落とすので、消費が追いつかない。人間のほうがすっかり周回遅れでキッチンに常にライムがあります。

あとは、レモンの木を植えてる家が多い。柑橘系が多いねえ。レモンはいろんなことに使えるし、あまり酸っぱくないので、ディナーの時に一人1個とかを消費する。日本のレモンってすごい酸っぱいよね。

ある知人はグレープフルーツの木があるとのことで、こちらも食べきれないからと実をくれました。すごいおいしかったー!ちょっとすっぱいオレンジって感じの甘み。

食べ終わった後の皮が立派だったので、無農薬だし捨てるのももったいないので、皮でマーマレードを作ってみました。初の手作りジャムです。


ブラウンシュガーを使ったので色が悪いけど、味はマーマレードになった!すげー!ちなみに、ジャム作りには欠かせないレモンもいただきものです。頂き物ってだけでもバンザイなのに、産地直送だもんなー。バンバンザイだよ。

ジャムは瓶を煮沸消毒して長期保存できるようにするんだけど、めんどくさいのでしなかった。よって、急いで食べなくてはならない。ああ、せっかく保存食作ったのに。パンに塗るだけじゃ追いつかないので、ケーキとか肉の漬け汁に使ってみようと思います。こりゃまたウマいものができるぞー。

ああ、次は肉が怖い。 <肉は庭に生えたりしないから

2011年8月13日土曜日

ついに「がんづき」まで自作

レーズン蒸しパンに始まり、ついに日本伝統のお菓子である「がんづき」まで自作しました。



つーても、正体はやっぱり蒸しパンなので、結局簡単なんだけど。本場である岩手や宮城以外の人にしてみたらコンビニでも売ってる山崎パンの「がんづき」とか「黒糖フークレエ」っていうとわがっか?(分かるか?) そんながんづきが自宅で作れるなんて、ちょっとときめかない?私は毎日がんづきのことを考えながらときめいています。ときめいていいとも。

参考にしたのはこちらのレシピ。相変わらずお世話になってます、クックパッド。

シンプル・簡単★基本の雁月(がんづき)

いろいろ見比べて、この方のがんづきレシピが一番簡単で、材料もシンプル。とにかく節約したい私にとって、基本的に卵も使いたくないのです。

こちらのレシピも参考にしました。

岩手県の食育サイト

ここを見ると、水が冷たいうちに蒸し器に入れるとあったので、友人用のがんづきはそのようにしてみました。あげるときは蒸したてじゃないからさー。私も一日経ったのを食べてみたけど、確かにパサパサせず、しっとりしててうまかった。味もおちついてたし。日本でよく食べた市販のがんづきの味に近かったです。

圧力鍋の穴あき皿にクッキングシートを敷いて直接流し込んで蒸したら、直径25センチくらいの大きながんづきができて感動。勢い余ってWayneに自慢して、おすそ分けしました。彼も気に入ってましたわ。

今回はクックパッドの"うっとさん"のレシピで作ったんだけど、この砂糖の量はちょっと少ないかも…と思いきや、噛んでるうちにじんわり黒糖の甘みが舌の奥の方に広がって、ああ、こういうのが日本のお菓子だなあって思いました。ニュージーランドでは望むべくもない味の移り変わりです。だって、チョコレートバーの中にM&Mチョコを入れるような国ですよ、ここ。

日本人の舌は、こういうほのかな味の変化を感じ取れるんだよなあ。出汁の文化とかもすごいなーって思う。

ところで、ゴールデンベイでは黒ゴマをあまり見かけません。白ゴマばかり。なので、赤飯にも白ゴマです。がんづきに香ばしい黒ゴマをどっさり掛けたいなあと思う今日この頃。

2011年8月7日日曜日

母の味、父の味

昔、電気Grooveのオールナイトで、「蟹江敬三は蟹に似てる訳でもないのに、なぜ蟹を名乗っているのですか?」という投稿があり、答えは「彼は、舐めるとほんのり蟹の味がするのです。」でした。瀧、卓球ともに大爆笑。また、卓球の「蟹江敬三とStingは似てる」という話もあり、多いに納得しましたが、私の周囲では誰にも賛同を得られず悔しい思いをしたことも。

って、蟹江敬三の話はどうでもいいんだわ。(でも、似てるよね?)

ここのところの蒸しパンへの執着に始まり、親の味ブームが到来しているようです。

蒸しパンって私にとって母の味。母は忙しい人で、私や妹が学校から帰ってくる頃はたいがい不在。なので、よくサツマイモを蒸かしたのとか蒸しパンをおやつに用意してくれてました。んー、昭和のおやつだわー。蒸しパンは懐かしい母の味なのです。

今晩の晩ご飯は、先週買ったタラ(英語ではCodと言い、今回はAkaroa codという種類。500gで$7弱。これが安いのかどうか分からんが、鮮度がいいので買いました。)をホイル焼きにしようかなと。タマネギとマヨネーズが主な材料。卓上で醤油を垂らします。これは父の味。

NZに引越して来て、意識上でホームシックとかった感じた事ないんだけど、無意識層で会いたがってるのかなあ。なんだろ。

2011年8月6日土曜日

蒸しパン、成功!

写真を撮るなんていう粋な心意気は持ってないので、とっくに食べちゃったけど、蒸しパン、やっと成功したわさ!今回は、豆乳でふやかしたレーズンを入れてみました。

勝因は、圧力鍋を諦めたことですかねぇ。諦めたっていうと敗因みたいに聞こえるけど、試合に負けて勝負に勝つとはこのことを言うのじゃよ。

こちらのブログ主さんが蒸しパンクイーンって感じで、本当に分かり易くて柔らかい口調で解説してくださったので、圧力鍋へのこだわりを捨てて、蒸しパンなんだから蒸したらええんや!と吹っ切れました。


シルフィーの☆のほほーんな手作り日記

コメントを読むと、あのヤミーさんもお友達のようでした。

それから気をつけたのが以下の点。

材料をちゃんと計る。
生地を混ぜすぎない。ダマもムラもそのまま。

これだけ。

作ってた時に大家のWayneが家にいたので一緒に試食。彼はカフェのオーナーなんだけど、初めての蒸しパンに興味津々でした。つか、前回の失敗を見てるので、「この子は一体どんなものを作ろうとしてるのか?」と思ってたようで。

「へー、おいしいねえ。うちのカフェで出したらちょうどいいかもね。」

「おお、それはいいかも!蒸しパンって10分蒸すだけだから、簡単なんだよ。小麦粉の代わりに米粉でも作れるし、おから入れる人もいるし。水でもいいんだよ。卵を使わなくていいから、ベジタリアンやビーガンの人も食べられるよ。」

「ああ、それはいい。ビーガン用にアーモンドプードルでマフィンを作る事があるけど、材料が高くつくので安く提供できないんだよね。」

なるほどねー。確かにアーモンドプードルは高い!

ゴールデンベイにはベジタリアンが多い。Wayneの友達でよく遊びにくる人たちはビーガンじゃないけども卵もあまり食べない。いつも私をディナーに誘ってくれるので、今度お礼に蒸しパンを作ろう。

Wayneと試食した分では足りなかったので、今度はハムとフェタチーズを入れて総菜蒸しパンに挑戦。フェタチーズはちょとしょっぱいチーズで、パスタとかサラダとかにこちらではよく使います。

うーん、大成功!

でも、シルフィーさんのようにフワフワに割れないので、そこはまだ精進です。蒸しパン道はまだちょっぴり険しい。

2011年7月31日日曜日

そういや、就職活動の顛末

実は、7月上旬にジョブオファーがもらえたんですよ、奥さん!
あらヤンダ、そうなの!?奥さん!(なぜか相槌は仙台弁)

そうなんです、もらえたんですよ、ジョブオファーが!

6月終わりに「あなたの前回のワークビザ審査が完了したので、暫定で出してたオープンワークは今日切れました」って突然イミグレから手紙が来て、実は不法滞在だったワタクシ。でも、その手紙に「○月○日に強制国外退去」っていう日付はない(笑 イミグレに電話して聞いても、「NZを出るか、別のビザを申請するか、できるだけ早く行動に移して!」って言われただけ。できるだけってなんだよ。なあ。

ジョブオファーをくれたのはゴールデンベイに拠点を置く会社としては一番大きなところ。日本市場へ進出する事業計画があり、そのウェブ担当としてオファーをもらえました。計画のコアメンバーである日本人女性のワークが何ヶ月も下りず、事業計画の正式なローンチが延び延びになってましたが、突然彼女のビザが7月頭に下りました。すぐにその会社のマネージャー(社長みたいなもの)に会いに行くと、彼が翌週から3週間のホリデーに入るという事で、ジョブオファーだけでなくビザ申請に必要な全ての書類をすべてその日のうちに作成してくれました。

そして、イミグレに書類を発送。数日して「受け取ったよー」っていうメールが届きました。が、その数日後に「あなたの暫定ワークビザが切れるまであと45日」ってメールも来ました。それ、6月終わりに切れたって手紙くれたじゃん!相変わらずいい加減だなあ。

私の銀行残高も底をつきかけてたので、本当に本当にほっとしました…。振り返ると、どうやってサバイバルしたのか分からないくらい、貧乏でしたよ。ハハハー。

でも、その日本人女性とよく語り合ってたのは、「うちらは絶対にうまくいく!」ってこと。彼女もビザとイミグレには泣かされて来た人で、似た苦境を体験したいわば同志。よくメールや電話で励まし合ってました。

私は強がりとかでもなんでもなく、なぜか「うまくいかない未来」をまったく想像できなかったんだわ。振り返ると、いろんなタイミングがパーフェクトだったし。それと、そういうポジティブな未来を描ける者同士だってことも勝因だったと思う。

悲観的な未来しか描けない人は、その予想どおりに悲観的な結果しか得られないよ。これはオカルトでもなんでもなく、人間の人生てそういうものです。描いたとおりに進む。だから、どれだけはっきりと未来を描くか、どれだけ自分に確信を持つかがキーだなと。

イイ年して相変わらず危ない吊り橋を渡るような人生送ってるけど、精神的にはけっこうタフに、そしてすごい楽観的になった。これは、年をとっても、どんな国に行っても、どんな状況に置かれてもサバイブできる武器だと思います。

カボチャ蒸しパン

こちらで普通にスーパーで売ってるカボチャは日本でよく見るカボチャよりも甘い気がする。つか、ニュージーランドって日本へのカボチャ輸出が盛んなんだね。オカンに「NZ産のカボチャはスーパーでよく見るよ」と言われて知りました。

ただ皮がちょっと違うような。日本のは濃い緑色じゃん。カボチャのオレンジとのコントラストが美しいーって感じの。タカカのスーパーで売ってるカボチャはオレンジがかった白い皮。コントラストも何もねぇ。

食感は、ちょっと水分が多い。日本のかぼちゃみたいに、何も考えなくてもホクホクに仕上がるってことはない。

でも、甘いので、おいしい。料理によっては甘すぎるほど、甘い。

で、そのカボチャは安いのでよく買うんだけど、この甘みを生かして蒸しパンを作りたい!と思い立ち、今日、チャレンジしてみました。フィスラーの圧力鍋を日本から(根性で)持って来てるので、それで時間とガス代節約しながら作れたらめっちゃええやん!と思ったんだけど…

失敗した(号泣

なんでー!?
中学生のときでも失敗しなかったのにー!!蒸しパン失敗なんて、初めてだよ!!(驚

できたものは、ゆべしみたいな、もっちりどっしりしたものでした。ゆべしって有名かな。東北の和菓子だと思うんだけど、餅みたいな食感で、だけど伸びたりはしません。上新粉で作るのかな。

調べてみたら、圧力鍋で蒸しパン失敗ってポピュラーな悲劇らしい。料理界失敗学の権威やー!みたいな。(どんなだ)

ちなみに、味は私にはちょっと甘すぎた。NZカボチャの甘さをまさしく甘く見てた。いや、甘くみてなかったから、甘すぎるものができたのか。ちっ。でも、味そのものは悪くないよ。食感と同じく和菓子っぽい。

今回の失敗の因は、多分こんな感じ。

1)生地を混ぜすぎた
2)カボチャを200g使うときは、砂糖は50g程度でいい。
3)圧力は4、5分にして、急冷じゃなくて放置。

そして、圧力鍋で作る蒸しパンはふっくらふわふわというよりも、ちょっとモッチリした食感になる、という覚悟しておくこと。

今回の材料と手順はこれ。

蒸してマッシュしたカボチャ 200g
砂糖 75gくらい
薄力粉 80g
セルフライジングフラワー 120g
(コーンスターチとか入ってる、ベイキングに便利な粉。薄力粉がなくて…)
豆乳 250ml弱
ベーキングパウダー 大さじ1
シナモンパウダー 小さじ1

1)マッシュしたカボチャに砂糖をくわえる
2)ふるった粉とBP、シナモンをくわえる。混ぜる。
3)豆乳を入れて、切るように混ぜる。
4)圧力鍋の蒸し器にベーキングペーパーを敷き、側面に油を塗る。生地を流し込む。
5)高圧で7分。でも、足りなかったので、もう10分。急冷。

次回は、3と5の手順をこうしよう。

3)大きなボウルで作ること。混ぜすぎない!
5)高圧で5分。急冷じゃなくて放置。湯を沸騰させてから蒸し器を置いた方がいい?

あとは、やっぱり卵を使った方がいいのかなあ。卵は加熱するとふわふわになるからな。普通の蒸し器で作るなら不要かもしれない。

それと、圧力鍋の蒸し器に直接じゃなくて、何かカップを使った方がいい。蒸気の水滴が蒸しパンの上にたくさん落ちた…。キッチンペーパーで表面を拭くはめに。

明日、スーパーへ行くので、薄力粉と卵を買って来て、プレーン味でリベンジかなー。