2011年7月31日日曜日

そういや、就職活動の顛末

実は、7月上旬にジョブオファーがもらえたんですよ、奥さん!
あらヤンダ、そうなの!?奥さん!(なぜか相槌は仙台弁)

そうなんです、もらえたんですよ、ジョブオファーが!

6月終わりに「あなたの前回のワークビザ審査が完了したので、暫定で出してたオープンワークは今日切れました」って突然イミグレから手紙が来て、実は不法滞在だったワタクシ。でも、その手紙に「○月○日に強制国外退去」っていう日付はない(笑 イミグレに電話して聞いても、「NZを出るか、別のビザを申請するか、できるだけ早く行動に移して!」って言われただけ。できるだけってなんだよ。なあ。

ジョブオファーをくれたのはゴールデンベイに拠点を置く会社としては一番大きなところ。日本市場へ進出する事業計画があり、そのウェブ担当としてオファーをもらえました。計画のコアメンバーである日本人女性のワークが何ヶ月も下りず、事業計画の正式なローンチが延び延びになってましたが、突然彼女のビザが7月頭に下りました。すぐにその会社のマネージャー(社長みたいなもの)に会いに行くと、彼が翌週から3週間のホリデーに入るという事で、ジョブオファーだけでなくビザ申請に必要な全ての書類をすべてその日のうちに作成してくれました。

そして、イミグレに書類を発送。数日して「受け取ったよー」っていうメールが届きました。が、その数日後に「あなたの暫定ワークビザが切れるまであと45日」ってメールも来ました。それ、6月終わりに切れたって手紙くれたじゃん!相変わらずいい加減だなあ。

私の銀行残高も底をつきかけてたので、本当に本当にほっとしました…。振り返ると、どうやってサバイバルしたのか分からないくらい、貧乏でしたよ。ハハハー。

でも、その日本人女性とよく語り合ってたのは、「うちらは絶対にうまくいく!」ってこと。彼女もビザとイミグレには泣かされて来た人で、似た苦境を体験したいわば同志。よくメールや電話で励まし合ってました。

私は強がりとかでもなんでもなく、なぜか「うまくいかない未来」をまったく想像できなかったんだわ。振り返ると、いろんなタイミングがパーフェクトだったし。それと、そういうポジティブな未来を描ける者同士だってことも勝因だったと思う。

悲観的な未来しか描けない人は、その予想どおりに悲観的な結果しか得られないよ。これはオカルトでもなんでもなく、人間の人生てそういうものです。描いたとおりに進む。だから、どれだけはっきりと未来を描くか、どれだけ自分に確信を持つかがキーだなと。

イイ年して相変わらず危ない吊り橋を渡るような人生送ってるけど、精神的にはけっこうタフに、そしてすごい楽観的になった。これは、年をとっても、どんな国に行っても、どんな状況に置かれてもサバイブできる武器だと思います。

カボチャ蒸しパン

こちらで普通にスーパーで売ってるカボチャは日本でよく見るカボチャよりも甘い気がする。つか、ニュージーランドって日本へのカボチャ輸出が盛んなんだね。オカンに「NZ産のカボチャはスーパーでよく見るよ」と言われて知りました。

ただ皮がちょっと違うような。日本のは濃い緑色じゃん。カボチャのオレンジとのコントラストが美しいーって感じの。タカカのスーパーで売ってるカボチャはオレンジがかった白い皮。コントラストも何もねぇ。

食感は、ちょっと水分が多い。日本のかぼちゃみたいに、何も考えなくてもホクホクに仕上がるってことはない。

でも、甘いので、おいしい。料理によっては甘すぎるほど、甘い。

で、そのカボチャは安いのでよく買うんだけど、この甘みを生かして蒸しパンを作りたい!と思い立ち、今日、チャレンジしてみました。フィスラーの圧力鍋を日本から(根性で)持って来てるので、それで時間とガス代節約しながら作れたらめっちゃええやん!と思ったんだけど…

失敗した(号泣

なんでー!?
中学生のときでも失敗しなかったのにー!!蒸しパン失敗なんて、初めてだよ!!(驚

できたものは、ゆべしみたいな、もっちりどっしりしたものでした。ゆべしって有名かな。東北の和菓子だと思うんだけど、餅みたいな食感で、だけど伸びたりはしません。上新粉で作るのかな。

調べてみたら、圧力鍋で蒸しパン失敗ってポピュラーな悲劇らしい。料理界失敗学の権威やー!みたいな。(どんなだ)

ちなみに、味は私にはちょっと甘すぎた。NZカボチャの甘さをまさしく甘く見てた。いや、甘くみてなかったから、甘すぎるものができたのか。ちっ。でも、味そのものは悪くないよ。食感と同じく和菓子っぽい。

今回の失敗の因は、多分こんな感じ。

1)生地を混ぜすぎた
2)カボチャを200g使うときは、砂糖は50g程度でいい。
3)圧力は4、5分にして、急冷じゃなくて放置。

そして、圧力鍋で作る蒸しパンはふっくらふわふわというよりも、ちょっとモッチリした食感になる、という覚悟しておくこと。

今回の材料と手順はこれ。

蒸してマッシュしたカボチャ 200g
砂糖 75gくらい
薄力粉 80g
セルフライジングフラワー 120g
(コーンスターチとか入ってる、ベイキングに便利な粉。薄力粉がなくて…)
豆乳 250ml弱
ベーキングパウダー 大さじ1
シナモンパウダー 小さじ1

1)マッシュしたカボチャに砂糖をくわえる
2)ふるった粉とBP、シナモンをくわえる。混ぜる。
3)豆乳を入れて、切るように混ぜる。
4)圧力鍋の蒸し器にベーキングペーパーを敷き、側面に油を塗る。生地を流し込む。
5)高圧で7分。でも、足りなかったので、もう10分。急冷。

次回は、3と5の手順をこうしよう。

3)大きなボウルで作ること。混ぜすぎない!
5)高圧で5分。急冷じゃなくて放置。湯を沸騰させてから蒸し器を置いた方がいい?

あとは、やっぱり卵を使った方がいいのかなあ。卵は加熱するとふわふわになるからな。普通の蒸し器で作るなら不要かもしれない。

それと、圧力鍋の蒸し器に直接じゃなくて、何かカップを使った方がいい。蒸気の水滴が蒸しパンの上にたくさん落ちた…。キッチンペーパーで表面を拭くはめに。

明日、スーパーへ行くので、薄力粉と卵を買って来て、プレーン味でリベンジかなー。