2011年11月25日金曜日

Newsletter の発行

最近、仕事でMagentoというe-commerceアプリケーションを触ってますが、かなり複雑…。日本ではまだ普及してないので、日本語のドキュメントが少ないのも痛い。というわけで、自分の覚書としてたまに書こうと思います。

うちの環境は、Linux(CentOS5)です。

●ニュースレターの発行

まず、サーバ上で、crontab -e とかでcronの設定。Magentoのcronの実行ファイルはMagentoディレクトリの直下にあるcron.phpです。私はcrontabで、

*/5 * * * * /usr/bin/php -f /フルパス/magento/cron.php

と書きました。5分ごとにcron.phpを実行、って意味です。

crontabの文法は自分で調べてくだせー。

Magentoの公式サイト内のWikiはこちら。

http://www.magentocommerce.com/wiki/1_-_installation_and_configuration/how_to_setup_a_cron_job

cron本体が動いていることも確認すること。

# /etc/rc.d/init.d/crond status
crond (pid ****) is running...


次に、Admin Panelにログイン。

Newsletter > Newsletter Templatesに行く。

新しいテンプレートを作成するとかして、メルマガの体裁を作る。

もし、すでにテンプレート作成済みなら、そのテンプレの右端Actionのドロップダウンメニューで、Queue Newsletterを選ぶ。

編集画面の一番上、Queue Date Start で、発行したい日時を指定。

Subscribers From で、どこのメンバーに送りたいかを選ぶ。デモストアだと、Englishがデフォルトなのかな。でも、ちゃんとEnglishをハイライトしなくちゃだめです。

編集が終わったら、右上のSave Newsletterをクリック。

Newsletter Queueに、今編集したテンプレートが並びます。

あとはcronで発行されるのを待つだけ。

以上!

2011年10月3日月曜日

いじめられっこ、All Blacksでがんばる

ニュージーランドに住んでいるとAll blacksと無関係に生きるの難しいらしく、私もあまり興味なかったのに、最近ちょっと惹かれています。 最初に「ラグビー、面白いかも」と思ったのは、ワールドカップ2011のAll Blacks vs Japanの試合。そこで見た、Colin Sladeという選手があまりにもいじめられっ子みたいな顔してたこと。ものすごい激しいプレイで汗だく!でもいじめられっ子顔は崩さない!という子です。



どうですか、この顔。いじめっ子から取られた物を取り返して、必死に逃げようとするいじめられっ子の顔じゃありませんか?

All Blacksみたいな猛者集団の中で、こんなヤサオみたいな子がどんな扱いを受けているのかと、私は興味しん…心配でたまりません。

と思ったら、Colinくん、最近、All Blacksのスーパーヒーロー Dan Carterが怪我で今回のワールドカップ出場が正式になくなってしまった事を受けて、その後継者になるのではと、話題が集中してましたよ。


「えー、僕ですかぁ…できるかなあ…ま、やってはみますけどね。知らないよ。」

それにしても、屋外のスポーツ、ラグビーの選手なのにこの驚きの白さ。花王のアタックもびっくり(古すぎる)とあるNZ人が「Colin Sladeみたいにまっ白な白人が…」って書いてたのを見た事あるけど、弱っちい白人の代名詞に使われても違和感を感じさせない顔と白さ。でもラグビーうまいんですよ、彼。一応、ハカも踊れます。ぜんぜん迫力ないんだけど。

日本人女性はもう美白とか諦めた方がいいよ。まじで。

2011年9月5日月曜日

何でも食べられるってことは当たり前じゃない

NZに来て初めて、「グルテンフリー」という言葉に接しました。小麦粉の類いに含まれてるグルテンっていう成分でお腹壊しちゃう人たちのことで、欧米には割といるようです。欧米の食事って小麦の含まれた食事やお菓子ばっかりなので、小麦の許容量を超えちゃって、アレルギーを起こすとかなんとか。イタリア人にもグルテンがダメな人がいると聞いた時、「パスタの国で何食って生きてるの!?」って思った。

一方、お米と箸の国・日本で、「お米フリー」というのは聞いた事がない。米食べ放題みたいな響きだな(〜 freeってそういう意味じゃないけど)で、米って食べ過ぎてもアレルギー起こさないので、グルテンフリーの人は米粉をよく使うみたい。

最近はまってる蒸しパンはベジタリアンの人でも食べられるぞって思って、友人が来た時にがんづきを作ったら、彼女は小麦粉を食べられない人でした。。。

それと同じように、肉がうまく消化できない体質の人もいる。
ある知人の息子さんは肉が食べられない。その弟さんは肉大好き。なので、お母さんは「料理を一つ作れば(肉&野菜のローストとか)、二人で半分こさせればいいから楽だったのよー」と冗談言ってた。で、彼は肉も食わないのにでっかく育ってた。どうやって栄養を取ったのやら。

NZ、特にゴールデンベイに来て、持ち寄りディナーに誘われると必ず、ベジタリアンがいないかどうか、絶対に食べられない食材はないかどうかなどを聞くようになりました。ただ、ベジタリアンの食事を作り慣れない私としては、聞いたはいいが何を作ったらいいのかちょっと困るんだよね。だって。かつおや煮干しの出汁も食べないし、卵も食べないからマヨネーズだめだし…。

先日Wayneの仲良しさんが故国に長期間帰っちゃうということで持ち寄りパーティーがあり、私も呼んでもらいました。Wayneに彼女がベジタリアンかどうか聞いたら、「彼女は違うよ。でも、作りたいもの作っていっていいんだよ。」と言われました。でもさ、作る以上はみんなに食べてもらいたいじゃない。いろいろ悩んだ結果、ヒヨコ豆のおからのサラダを作りました。レシピにあるツナ缶は使わず、代わりにオリーブと醤油味に炒ったひまわりの種を入れて、コクがでることを期待して。マヨネーズは…使っちゃいました。

そしたら逆に主役の女性から「私のピザにはアンチョビが入ってるの。食べられる?」と聞かれましたよ。「Wayneから、あなたば仏教徒だと聞いたから」だって。いやー、バリバリの在家信者なので平気っす!好き嫌いはありません!「皿とテーブル以外、何でも食べるよ」と言っておきました。

日本でも最近、小麦や乳などのアレルギーのことをよく聞くけど、私の周囲にはいなかったのでなんとなくまだ身近じゃない。また、主義・信条としてのベジタリアンに日本で出会った事がない。日本ではよほどの事情がない限り、たいがいそれなりに何でも食べることが多いよね。NZのレストランではメニューに「グルテンフリー、ベジタリアン対応可能」って書いてあるけど日本で見たことないよ。それどころか、「アレルギーは仕方ないけど、ベジタリアンに対応するなんて面倒なこと頼むなよ」って感じじゃないか?どうなのかな。

何でも食べる事がデフォルトって世界的にみたら当たり前でもなんでもないかも、最近では思う。

2011年8月29日月曜日

卯の花まん

半端に残った卯の花。毎日食べても飽きないけど、他にはどんな食べ方がうまいだろうかと思い(うまいことを前提にしてるうぬぼれ屋さん)、簡単なところで蒸しパンの具にしてみた。

お茶碗いっぱいくらいの大きさの、ちょっと大きめな「卯の花まん」が出来ました。いやー、やっぱ蒸したてはフカフカでうまーい。

ただ、具の卯の花がポロポロしすぎてて食べにくかったかな。まあ、この卯の花自体の水分が少ないせいもあるんだけど。ポロポロはどうしたら解決できるのかねー。

具のあたってないパンの部分には、しょうゆとかソースとかかけて食べたよ。日本でも肉まんにソースかけて食べるんだけど、それってうちだけってことはないよね?

またしても横でWayneが不思議そーーに見てたわ。「それ、甘いの?」って聞くから、「砂糖は少し使ってるけど、基本的に惣菜パン(savoury)だよ。甘くない。」と答えておきました。

しっかし、残った具を蒸かし饅頭にするなんて、日本でもやったことなかったよ。いやー、自分にこんなマメさがあったなんてと、自分に驚いてる今日この頃です。

2011年8月28日日曜日

ひよこ豆の豆腐とおから

この街にはアジアンスーパーマーケットはない。スーパーつったらNZのスーパーのみ。そこで買える豆腐といったら、木綿を水切りしたみたいな固い豆腐しかない。まあ別にまずくないし、チャンプルーみたいな炒め物には便利かもしれないけど、もうちょっと舌触りの良い豆腐を思い切り食べたいなーと思うのが、お箸の国出身の性(サガ)なわけですよ。

で、「思い切り」と書いたのは、高いから。200gくらいのHard 木綿豆腐が、5ドルくらいする。日本なら300gの絹が100円しないとか普通にあるじゃん。それに慣れてた私にとって、この街では「豆腐は滅多に買えない食材」になってしまった。

ちなみに、ネルソンとかクライストチャーチとかの街にいくと、ちょっと固めだけど絹っぽい豆腐が買えるよ。値段も300gくらいで3ドルとかだったかな。

ともあれ、思い切り豆腐にむしゃぶりつきたい!(すぐ崩れるけど)という欲求を満たすべく、自作することにした。

でも、大豆で作る豆腐だと「にがり」がいる。エプソムソルトという塩で代用できるらしいが、まだ入手してない。よって、家にある材料でもっと簡単にできないかと思ってたら、最近はまっているひよこ豆で豆腐が作れるという情報を入手した!(クックパッドで)

ひよこ豆の豆腐 by bukucchoさん

やってみたら、ホントに簡単にできた!おからもできた!!

食べた感じはねー、大豆の豆腐とは別モノかなー。

豆腐のツルンとした舌触りというより、沖縄料理のジーマミー豆腐(ピーナツ豆腐)に近いような気がする。でも、舌触りはいいよ、いい!

味は、ひよこ豆の豆豆しい風味が残ってます。直感的に、「こ、これは…わさびだ!わさびを持ってこい!」と叫びたくなりました。なんでか知らんけど、ショウガや七味でなく、わさびだなと。

そして、念願のおからー!豆腐は買えるけど、おからは売ってないから、むしろおからが楽しみだった。。。

その日は、冷や奴と卯の花、台湾風に炒め煮にしたうどん(卵麺を買ってたと思ったら、うどんを買ってた)というメニューでした。

照明が暖色系なのと、ちょっと醤油入れすぎて、卯の花がすっかり茶色。。。わさび、持っててよかった。 

実は卯の花を作ったのはこれが初めて。初卯の花がNZで、しかもひよこ豆のおからとはね。ちょっと水分を飛ばしすぎたし、椎茸なくてマッシュルームだから風味に欠けるし、しょうが入れすぎちゃってしょうがの味が強いけど、でも卯の花はやっぱり美味しかったよ。我ながら感動した。

これで、また一つタカカで食べられる和食のレパートリーが増えた。よしよし。しかし、大豆で作る豆腐にも、いつか挑まねばならぬだろう。NZ食材で自作する和食道は長く険しい(遠い目


2011年8月27日土曜日

もったいないお化け

大家のWayneは、地元でも有名なカフェのオーナー。なので、キッチンが機能的だったり、家中のインテリアのセンスがよかったりするんだけど、一つ、シェフならでは?の「耐えられない習慣」がある。

それは、食べ物を惜しげもなく捨てること。

残ったものや、ちょっと焦げちゃったものなど、ばんばん捨てる。まあ、NZ人は庭に逆さにしたバケツみたいなものを置いて肥料を作ったり、鶏にあげたりする人も多いので、完全に廃棄ではないにしても、やっぱり私はもったいない!と思うわけさ。

今週半ばまで、Wayneは自転車で事故って松葉杖生活だったんだけど、冷蔵庫の中の整理を頼まれたとき、まだ食べられる食べ物を「これも捨ててくれ」と言われてめっちゃ葛藤した。。。しかもそれが、すごい美味しいビートルートのサラダで、私も好きだったのでなおさら。「食べないなら、くれ」と、喉どころか前歯あたりまで出かけたよ。頭の中で英文法組み立て始めたり。

あと、みんなで食べたピザの残りも翌日には捨ててし(ランチにピッタリなのに!)、ある時は私も手伝ったインド料理(薄いパンケーキでスパイスいっぱいの豆カレーを包んだもの。めっちゃうまかったー。)も、その日のディナー後の片付けで惜しげもなく捨ててた。思わず「す、捨てた!」と叫んだら、「ああ、ごめん。今度からは近くで見張って、欲しかったら言って」みたいなことを言われたよ。ジョジョよろしく、5秒ほど巻き戻したい気分だったね。

たまに冷蔵庫を開けて残りものがあると、「これもそろそろ捨てちゃうのかなあ…もったいないなあ」って心で指をくわえながら見てる。

そういや、フルーツもちょっと熟しすぎると捨ててたなあ。あるとき見かねて、「このバナナ、もう食べないならくれる?ケーキに使いたいんだ」と言ったらくれて、その後、彼の方からくれるように。もちろんケーキはお裾分けしてるさ。カフェのオーナーにケーキをお裾分けするなんて、良い度胸だと我ながら思いつつね。

バナナもさ、日本だとけっこう黒い斑点がでてから食べたりするけど、こちらでは本当に黄色い皮のうちに食べる。なので、私が真っ黒になったバナナをとっておくのとか、最初は理解できなかったみたい。

日本食って、「翌日のほうが味が染みておいしい」っていうジャンル?があるじゃん。でもNZにはあまりない。スープとかケーキとかにちょっとあるかな。でも、塊肉の丸焼きとかローストした野菜とか、料理したてが一番おいしい。

はいはい、分かってます。他人の食べ物なんだからほっとけって話だよな。でも、米一粒すらも残さないように食べるのがデフォルトの私こと日本人としては、看過できないんだよなー。日本人っていうより、貧乏性なんだろうな。ううーん、貧乏バンザイ!

これが、もらったバナナで今日作った、バナナチョコレートブラウニー。お陰さまでよーく熟したバナナで、なかなかうまくできました。

参考にさせていただいたレシピはこれ。

Cpicon ココアとサラダ油で★バナナ・ブラウニー★ by nokko.t

コメントにも書いたけど、ココアの半分を刻んだアーモンドチョコにしたら、アーモンドがよいアクセントになりました。

2011年8月21日日曜日

グレープフルーツをもらったので

ニュージーランドでは庭にフルーツの木を植えることが珍しくなく、Wayneはタヒチアンライムを植えてます。10年ででっかくなりました。そして、毎日数個ずつ実を落とすので、消費が追いつかない。人間のほうがすっかり周回遅れでキッチンに常にライムがあります。

あとは、レモンの木を植えてる家が多い。柑橘系が多いねえ。レモンはいろんなことに使えるし、あまり酸っぱくないので、ディナーの時に一人1個とかを消費する。日本のレモンってすごい酸っぱいよね。

ある知人はグレープフルーツの木があるとのことで、こちらも食べきれないからと実をくれました。すごいおいしかったー!ちょっとすっぱいオレンジって感じの甘み。

食べ終わった後の皮が立派だったので、無農薬だし捨てるのももったいないので、皮でマーマレードを作ってみました。初の手作りジャムです。


ブラウンシュガーを使ったので色が悪いけど、味はマーマレードになった!すげー!ちなみに、ジャム作りには欠かせないレモンもいただきものです。頂き物ってだけでもバンザイなのに、産地直送だもんなー。バンバンザイだよ。

ジャムは瓶を煮沸消毒して長期保存できるようにするんだけど、めんどくさいのでしなかった。よって、急いで食べなくてはならない。ああ、せっかく保存食作ったのに。パンに塗るだけじゃ追いつかないので、ケーキとか肉の漬け汁に使ってみようと思います。こりゃまたウマいものができるぞー。

ああ、次は肉が怖い。 <肉は庭に生えたりしないから

2011年8月13日土曜日

ついに「がんづき」まで自作

レーズン蒸しパンに始まり、ついに日本伝統のお菓子である「がんづき」まで自作しました。



つーても、正体はやっぱり蒸しパンなので、結局簡単なんだけど。本場である岩手や宮城以外の人にしてみたらコンビニでも売ってる山崎パンの「がんづき」とか「黒糖フークレエ」っていうとわがっか?(分かるか?) そんながんづきが自宅で作れるなんて、ちょっとときめかない?私は毎日がんづきのことを考えながらときめいています。ときめいていいとも。

参考にしたのはこちらのレシピ。相変わらずお世話になってます、クックパッド。

シンプル・簡単★基本の雁月(がんづき)

いろいろ見比べて、この方のがんづきレシピが一番簡単で、材料もシンプル。とにかく節約したい私にとって、基本的に卵も使いたくないのです。

こちらのレシピも参考にしました。

岩手県の食育サイト

ここを見ると、水が冷たいうちに蒸し器に入れるとあったので、友人用のがんづきはそのようにしてみました。あげるときは蒸したてじゃないからさー。私も一日経ったのを食べてみたけど、確かにパサパサせず、しっとりしててうまかった。味もおちついてたし。日本でよく食べた市販のがんづきの味に近かったです。

圧力鍋の穴あき皿にクッキングシートを敷いて直接流し込んで蒸したら、直径25センチくらいの大きながんづきができて感動。勢い余ってWayneに自慢して、おすそ分けしました。彼も気に入ってましたわ。

今回はクックパッドの"うっとさん"のレシピで作ったんだけど、この砂糖の量はちょっと少ないかも…と思いきや、噛んでるうちにじんわり黒糖の甘みが舌の奥の方に広がって、ああ、こういうのが日本のお菓子だなあって思いました。ニュージーランドでは望むべくもない味の移り変わりです。だって、チョコレートバーの中にM&Mチョコを入れるような国ですよ、ここ。

日本人の舌は、こういうほのかな味の変化を感じ取れるんだよなあ。出汁の文化とかもすごいなーって思う。

ところで、ゴールデンベイでは黒ゴマをあまり見かけません。白ゴマばかり。なので、赤飯にも白ゴマです。がんづきに香ばしい黒ゴマをどっさり掛けたいなあと思う今日この頃。

2011年8月7日日曜日

母の味、父の味

昔、電気Grooveのオールナイトで、「蟹江敬三は蟹に似てる訳でもないのに、なぜ蟹を名乗っているのですか?」という投稿があり、答えは「彼は、舐めるとほんのり蟹の味がするのです。」でした。瀧、卓球ともに大爆笑。また、卓球の「蟹江敬三とStingは似てる」という話もあり、多いに納得しましたが、私の周囲では誰にも賛同を得られず悔しい思いをしたことも。

って、蟹江敬三の話はどうでもいいんだわ。(でも、似てるよね?)

ここのところの蒸しパンへの執着に始まり、親の味ブームが到来しているようです。

蒸しパンって私にとって母の味。母は忙しい人で、私や妹が学校から帰ってくる頃はたいがい不在。なので、よくサツマイモを蒸かしたのとか蒸しパンをおやつに用意してくれてました。んー、昭和のおやつだわー。蒸しパンは懐かしい母の味なのです。

今晩の晩ご飯は、先週買ったタラ(英語ではCodと言い、今回はAkaroa codという種類。500gで$7弱。これが安いのかどうか分からんが、鮮度がいいので買いました。)をホイル焼きにしようかなと。タマネギとマヨネーズが主な材料。卓上で醤油を垂らします。これは父の味。

NZに引越して来て、意識上でホームシックとかった感じた事ないんだけど、無意識層で会いたがってるのかなあ。なんだろ。

2011年8月6日土曜日

蒸しパン、成功!

写真を撮るなんていう粋な心意気は持ってないので、とっくに食べちゃったけど、蒸しパン、やっと成功したわさ!今回は、豆乳でふやかしたレーズンを入れてみました。

勝因は、圧力鍋を諦めたことですかねぇ。諦めたっていうと敗因みたいに聞こえるけど、試合に負けて勝負に勝つとはこのことを言うのじゃよ。

こちらのブログ主さんが蒸しパンクイーンって感じで、本当に分かり易くて柔らかい口調で解説してくださったので、圧力鍋へのこだわりを捨てて、蒸しパンなんだから蒸したらええんや!と吹っ切れました。


シルフィーの☆のほほーんな手作り日記

コメントを読むと、あのヤミーさんもお友達のようでした。

それから気をつけたのが以下の点。

材料をちゃんと計る。
生地を混ぜすぎない。ダマもムラもそのまま。

これだけ。

作ってた時に大家のWayneが家にいたので一緒に試食。彼はカフェのオーナーなんだけど、初めての蒸しパンに興味津々でした。つか、前回の失敗を見てるので、「この子は一体どんなものを作ろうとしてるのか?」と思ってたようで。

「へー、おいしいねえ。うちのカフェで出したらちょうどいいかもね。」

「おお、それはいいかも!蒸しパンって10分蒸すだけだから、簡単なんだよ。小麦粉の代わりに米粉でも作れるし、おから入れる人もいるし。水でもいいんだよ。卵を使わなくていいから、ベジタリアンやビーガンの人も食べられるよ。」

「ああ、それはいい。ビーガン用にアーモンドプードルでマフィンを作る事があるけど、材料が高くつくので安く提供できないんだよね。」

なるほどねー。確かにアーモンドプードルは高い!

ゴールデンベイにはベジタリアンが多い。Wayneの友達でよく遊びにくる人たちはビーガンじゃないけども卵もあまり食べない。いつも私をディナーに誘ってくれるので、今度お礼に蒸しパンを作ろう。

Wayneと試食した分では足りなかったので、今度はハムとフェタチーズを入れて総菜蒸しパンに挑戦。フェタチーズはちょとしょっぱいチーズで、パスタとかサラダとかにこちらではよく使います。

うーん、大成功!

でも、シルフィーさんのようにフワフワに割れないので、そこはまだ精進です。蒸しパン道はまだちょっぴり険しい。

2011年7月31日日曜日

そういや、就職活動の顛末

実は、7月上旬にジョブオファーがもらえたんですよ、奥さん!
あらヤンダ、そうなの!?奥さん!(なぜか相槌は仙台弁)

そうなんです、もらえたんですよ、ジョブオファーが!

6月終わりに「あなたの前回のワークビザ審査が完了したので、暫定で出してたオープンワークは今日切れました」って突然イミグレから手紙が来て、実は不法滞在だったワタクシ。でも、その手紙に「○月○日に強制国外退去」っていう日付はない(笑 イミグレに電話して聞いても、「NZを出るか、別のビザを申請するか、できるだけ早く行動に移して!」って言われただけ。できるだけってなんだよ。なあ。

ジョブオファーをくれたのはゴールデンベイに拠点を置く会社としては一番大きなところ。日本市場へ進出する事業計画があり、そのウェブ担当としてオファーをもらえました。計画のコアメンバーである日本人女性のワークが何ヶ月も下りず、事業計画の正式なローンチが延び延びになってましたが、突然彼女のビザが7月頭に下りました。すぐにその会社のマネージャー(社長みたいなもの)に会いに行くと、彼が翌週から3週間のホリデーに入るという事で、ジョブオファーだけでなくビザ申請に必要な全ての書類をすべてその日のうちに作成してくれました。

そして、イミグレに書類を発送。数日して「受け取ったよー」っていうメールが届きました。が、その数日後に「あなたの暫定ワークビザが切れるまであと45日」ってメールも来ました。それ、6月終わりに切れたって手紙くれたじゃん!相変わらずいい加減だなあ。

私の銀行残高も底をつきかけてたので、本当に本当にほっとしました…。振り返ると、どうやってサバイバルしたのか分からないくらい、貧乏でしたよ。ハハハー。

でも、その日本人女性とよく語り合ってたのは、「うちらは絶対にうまくいく!」ってこと。彼女もビザとイミグレには泣かされて来た人で、似た苦境を体験したいわば同志。よくメールや電話で励まし合ってました。

私は強がりとかでもなんでもなく、なぜか「うまくいかない未来」をまったく想像できなかったんだわ。振り返ると、いろんなタイミングがパーフェクトだったし。それと、そういうポジティブな未来を描ける者同士だってことも勝因だったと思う。

悲観的な未来しか描けない人は、その予想どおりに悲観的な結果しか得られないよ。これはオカルトでもなんでもなく、人間の人生てそういうものです。描いたとおりに進む。だから、どれだけはっきりと未来を描くか、どれだけ自分に確信を持つかがキーだなと。

イイ年して相変わらず危ない吊り橋を渡るような人生送ってるけど、精神的にはけっこうタフに、そしてすごい楽観的になった。これは、年をとっても、どんな国に行っても、どんな状況に置かれてもサバイブできる武器だと思います。

カボチャ蒸しパン

こちらで普通にスーパーで売ってるカボチャは日本でよく見るカボチャよりも甘い気がする。つか、ニュージーランドって日本へのカボチャ輸出が盛んなんだね。オカンに「NZ産のカボチャはスーパーでよく見るよ」と言われて知りました。

ただ皮がちょっと違うような。日本のは濃い緑色じゃん。カボチャのオレンジとのコントラストが美しいーって感じの。タカカのスーパーで売ってるカボチャはオレンジがかった白い皮。コントラストも何もねぇ。

食感は、ちょっと水分が多い。日本のかぼちゃみたいに、何も考えなくてもホクホクに仕上がるってことはない。

でも、甘いので、おいしい。料理によっては甘すぎるほど、甘い。

で、そのカボチャは安いのでよく買うんだけど、この甘みを生かして蒸しパンを作りたい!と思い立ち、今日、チャレンジしてみました。フィスラーの圧力鍋を日本から(根性で)持って来てるので、それで時間とガス代節約しながら作れたらめっちゃええやん!と思ったんだけど…

失敗した(号泣

なんでー!?
中学生のときでも失敗しなかったのにー!!蒸しパン失敗なんて、初めてだよ!!(驚

できたものは、ゆべしみたいな、もっちりどっしりしたものでした。ゆべしって有名かな。東北の和菓子だと思うんだけど、餅みたいな食感で、だけど伸びたりはしません。上新粉で作るのかな。

調べてみたら、圧力鍋で蒸しパン失敗ってポピュラーな悲劇らしい。料理界失敗学の権威やー!みたいな。(どんなだ)

ちなみに、味は私にはちょっと甘すぎた。NZカボチャの甘さをまさしく甘く見てた。いや、甘くみてなかったから、甘すぎるものができたのか。ちっ。でも、味そのものは悪くないよ。食感と同じく和菓子っぽい。

今回の失敗の因は、多分こんな感じ。

1)生地を混ぜすぎた
2)カボチャを200g使うときは、砂糖は50g程度でいい。
3)圧力は4、5分にして、急冷じゃなくて放置。

そして、圧力鍋で作る蒸しパンはふっくらふわふわというよりも、ちょっとモッチリした食感になる、という覚悟しておくこと。

今回の材料と手順はこれ。

蒸してマッシュしたカボチャ 200g
砂糖 75gくらい
薄力粉 80g
セルフライジングフラワー 120g
(コーンスターチとか入ってる、ベイキングに便利な粉。薄力粉がなくて…)
豆乳 250ml弱
ベーキングパウダー 大さじ1
シナモンパウダー 小さじ1

1)マッシュしたカボチャに砂糖をくわえる
2)ふるった粉とBP、シナモンをくわえる。混ぜる。
3)豆乳を入れて、切るように混ぜる。
4)圧力鍋の蒸し器にベーキングペーパーを敷き、側面に油を塗る。生地を流し込む。
5)高圧で7分。でも、足りなかったので、もう10分。急冷。

次回は、3と5の手順をこうしよう。

3)大きなボウルで作ること。混ぜすぎない!
5)高圧で5分。急冷じゃなくて放置。湯を沸騰させてから蒸し器を置いた方がいい?

あとは、やっぱり卵を使った方がいいのかなあ。卵は加熱するとふわふわになるからな。普通の蒸し器で作るなら不要かもしれない。

それと、圧力鍋の蒸し器に直接じゃなくて、何かカップを使った方がいい。蒸気の水滴が蒸しパンの上にたくさん落ちた…。キッチンペーパーで表面を拭くはめに。

明日、スーパーへ行くので、薄力粉と卵を買って来て、プレーン味でリベンジかなー。

2011年3月26日土曜日

オープンワークビザ

ニュージーランドで働くには、ワークビザが必要。小悪魔を卒業して大悪魔になった私ですら、更なる悪魔に魂売ってでも欲しいわーと思いながら、地を這うように探し求めてたのが、このワークビザですわ。

で、普通のワークは、会社からのジョブオファー(うちで、○○というポジションで働いてほしいという要請)があって初めてイミグレに申請ができるんだけど、それは、そのオファーをくれた会社でのみ働けるビザ。ちなみに、会社の所在地、働くポジションなども、申請時のものでないとダメ。だから、オフィスが移転しました、とかポジションが変わったりしたら、イミグレに届け出ないといけない。げー、めんどー。

で、私も昨年12月なかばにワークビザが切れるということで、12月1日にイミグレのクライストチャーチブランチに送りました。ほんとはウェリントンに送ろうかと思ってたんだけど、ボスに「たぶんクライストチャーチのほうが早いよ」と言われて、前回と同じくクライストチャーチに。

これが分かれ道になった。人生って、ほんの些細なことが分かれ道になるよなーと、薄目で遠く見ながら思ったよ。

イミグレの審査を待ってるうちにクライストチャーチ地震が起きたのだ。イミグレのオフィスも閉鎖。パスポートも取り出せない、という連絡が来た。ああ、あのパスポートにはおそロシアのビザとか貼ってあって、思い出のものなんだよぉ!と思ったけど、どうしようもない。

実は私は諸事情によりワーク申請を取り下げてたので、宙ぶらりんのビザなし状態か…とちょっとしょんぼりしてたんだけど、NZ政府が「クライストチャーチブランチに申請を出した外国人で、クライストチャーチ地震の影響を受けた人は、地震の時点で持ってたビザを自動的に6ヶ月延長した暫定ビザをあげます。」と発表。おお、じゃあ私はビジターで申請してみよう!と、やってみました。タカカに住んでるので、地震の影響を受けたと見なされるか分からなかったけど。

そしたらイミグレからメールがきて「あなたはワーク申請中なので、ビジターは申請できません」とだけ言って来た。意味がわからん…。「その申請はキャンセルしたはずです。私のステータスを確認してみて」と返信したら、「これ以上は電話しろ」とのこと。

なんだよー、ちぇーと思いつつ電話したら、なんと、キャンセル処理が終わってなくて、私のステータスはペンディング(審査途中)のまま。つまり、地震時点で私のビザはワークだったのだ。

上に書いた暫定ビザ処置で、ワークを持ってた人は6ヶ月延長に加えて、オープンワークビザになるということで、私にはすでにオープンワークビザが出ていたのでした。オープンワークいいなーほしいなーなんて思ってたんだけど、まさか入手できるとはなあ。

とはいえ、地震がきっかけで得られたものなので、なんとも複雑な気持ちです。クライストチャーチに住む妹は、「余震が続いて、心身ともに疲れた」と言ってました。タカカに来たらいいのに、と思うんだけど、困ってる友達もたくさんいて、助け合って生きたいという思いの方が強いらしく、クライストチャーチから離れる気はないんだと。悪魔の妹は悪魔と思いきや、我が妹ながらエラいぞーと思うけど、安全第一でいてほしいというのが姉としての一番の願いです。悪魔の目にも涙ってとこよ。

これまた薄目で遠く見ながら振り返ってみると、ボスの一言アドバイス、私の担当オフィサーの仕事がなぜか遅かったことなどなど、いろいろと私にうまくいくように回ってくれました。(しかも、このオフィサーがすごい良い人だったのも運だな。)

ところで、暫定ビザということから、パスポートにビザシールの貼付がない。メールかレターを送るって言われてたんだけど、なんとメールが迷惑メール扱いになってたのを今日見つけた(汗)取り出して読んだら「今後のためにもこのメールは厳重に保管しておくこと」って書いてあった。いやー、あぶねがった!Gmailのスパムフィルターのルール、変わったのかな?

そんなこんなで、今、また就職活動中。でも、オープンワークのお陰で前回よりちょっと楽。仕事探しでビザがないというのは、ほんとーーに辛いんですよ。会社側も、試しにちょっと使ってみる、ってことができないからねー。

2011年2月24日木曜日

ゴールデンベイで誕生日

本当はもっと早く書くつもりだったんだけど。地震のニュースの後に書く内容じゃないかもしれないけど、友人達へのお礼と自分の記録用に書いときます。

2月11日は私の誕生日でした。
でも、精神的にあまり落ち着いてなかったので、自分の誕生日だってことをあまり覚えてなかったです。Facebookで私の誕生日を知った友人のJoanが「今日、誕生日なんだ!知らなかったー!言ってくれないんだもん。今夜、お祝いに飲みに行こう!」ってメッセージをくれて、出かけることに。彼女の誘いがなかったら、多分仕事してたなあ。

去年の誕生日もタカカにいたんだけど、引っ越して間もなかったこともあって、妙に気が張ってたような気がする。でも、すてきなカップ&ソーサーのセットをボスと奥さんにもらって、今も大事に使ってる。

ちょっとだけオシャレして、歩いてバーへ。Joanが会う人みんなに私の誕生日であること言いふらしてくれるので、いろんな人にお祝いされてちょっといい気分。
で、何歳になったのかを言ったら、

白人女性たち「見えないー!」
私「アジア人ですからー。」
白人女性たち「いいよねー、若く見えて。」

そう、アジア人は若く見えるってのは、やっぱりホント。私の場合は背が小さいのもあるのか、未だに酒買う時にID求められるもん。こんな小さな町なんだから、いい加減覚えれっての。たまに覚えてくれる人もいて、「ああ、あなたねー。もう大人だよね(ニヤ」とされることもあるけど。

Joanから、すてきなプレゼントをもらいました。

Hestaという服を作ってる友人の商品。すてきな柄。夏用のトップが欲しかったので、パーフェクトなプレゼント!ありがとう、Joan!!

Joanの提案で、フィッシュ&チップス買ってビーチで食べようということに。

ゴールデンベイのポハラというビーチ。有名なところだよ。もう夜だったせいか、人もほとんどいなくて静か。私たちは大きな岩の上に昇って、そこで誕生日ディナー。見下ろすと、馬で散歩する人や、連れ添って歩く夫婦とか、ボールで遊ぶ子供たちとか。そして、空には月。

フィッシュ&チップス食べながら、Joanと家族のこと、自分たちの将来のこと、GB広布のことを話ししたよ。もうじきJoanは仕事でしばらくウェリントンに行ってしまうので、話したい事、話しておきたい事がたくさんあるのに、私は1/10も言えてない。。。

その後少し散歩して、ビーチに倒れてる大きな木に座って勤行。海に向かって勤行なんて初めてやった!(笑)人がいないからそこを選んだのに、なぜかだんだん人が増えて来て、ちょっと照れたけど、手を振ってくれる人も
いて、さすがゴールデンベイだなと。

その後、またバーに戻り、また別の友達たちにお祝いされまくり。今日のDJはレゲエだったので、私はどう踊ったらいいかわからなかったけど、ま、とりあえずノッておけと。

嬉しい反面、なぜかどうしても自分の誕生日であることを忘れてしまい、上述のHestaが「次、何飲む?」って、誕生日のドリンクをおごってくれようとしてたのに、「これ飲みおわったら買いに行くから大丈夫、ありがとう。」って断ってしまった。誕生日なの、忘れてたよ…orz

最後の最後まで、見知らぬ人にもお祝いを言われて帰ってきました。

Joanのお陰で、本当にすてきな誕生日を過ごせました。良い年にするぞー!

2011年2月22日火曜日

クライストチャーチ地震

皆さんもご存知かと思いますが、今、ニュージーランドのクライストチャーチ市は地震で恐ろしいことになっています。

私も1年前まで住んでたんだけど、今は北に数百キロいったタカカに住んでいるので、私個人に直接の被害はありません。心配してくれた皆さん、本当にありがとね。。。涙

妹がクライストチャーチに住んでまして、その妹ともやっと連絡がとれて、無事が確認できました。もはや携帯メールは届かない状態なので、Facebookで安否確認したという。
妹の職場はもろ一番被害の大きかったシティのど真ん中。今日は休みだったそうで、そこにいなかったことは本当にラッキーだった。

妹の話だと、家の倒壊はなかったものの、中はめちゃくちゃ。ただひたすらにめちゃくちゃ。友達が車で来てくれて、着の身着のままで逃げたそうな。道はすごい渋滞。そして、途中で死体を見たそうです。。。また、道路が割れて、泥水があふれ出し、水深が50cmくらいになってる道もあったとか。

9月の第一回目の地震のときは、早朝だったこともあり、奇跡的に死者がでなかったんだよね。今回は平日のランチタイムだったので、倒れたビルの下敷きになった人がたくさんいるようで、現時点で65人という死者数は、200人を超えるだろうという予想をニュースで言ってました。

ところで、こちらのテレビには規制がないのか、ゴールデンタイムのニュースでも、血だらけで救助される女性や、顔中血だらけで「オ、オレは大丈夫!うん、大丈夫!」って携帯で一生懸命話してる男性の姿をガンガン写してます。何度も。

実は、地震の30分くらい前に、クライストチャーチ在住のデザイナーくんと連絡とりあってスタイルシートいじってたんだよね。「これ、すぐに終わりますから!」って言ってたのにファイルのタイムスタンプが変わらないから、どうしたのか?って思ってたら、実は地震が起きてたっていう。タカカは全く揺れなかったから知らなかったんだよ。日本から心配のメールもらって知ったのであった。。。

彼、12月終わりにオークランドからCHCHに引っ越してきたばかりで、まだ助け合う友人とかもほとんどいないはずなんだよね。まだ連絡がつかないので、本当にもう、めちゃくちゃ心配してます。

ニュージーランドのニュースサイトに、地震の写真スライドショーがあります。

Stuff

トップの地震写真をクリックすると、記事に飛びます。そこの大きな写真をクリックすると、次の写真が見れるよ。すごいことになってるよ…(涙

2011年1月31日月曜日

自然豊か、人懐っこい

何の話かってーと、ですよ。

私が住んでる家は、森の中といってもいい。トイレの窓から見えるのは、NZのシンボル的な植物であるシダの木。でかいので、木って感じなんだよ。ちなみに、NZではシダの葉っぱがまだ開かないでぐるっと巻かれているのをマオリ語で「コル」って呼ぶよ。で、家の裏はシダやほかの木がうっそうと茂る丘になってる。だから、当然、虫も多い。

一番多いのはクモとハエかな。クモは、日本で見るのよりもか細くて、ふーっと吹くだけで大慌てで自分の巣にぶら下がってクルクル回る。「ぎゃー!生命の危機!」って感じなんだろうな。安心せい。仏教徒の私は無駄な殺生はせん(仏教徒なのはホント)

そして、ほんとにすぐ巣を張る。今まで見た最短時間は、朝干した洗濯物に、夕方には既に張ってた。だから、洗濯物を取り込むときも、チェックしないといけない。

とにかくクモは多いので、ちょっとしたクモの巣くらいなら、もう放置です。きりがない。

そして、ハエも多い。しかも、なぜか人懐っこい。なんか寄ってくるし、書き物してる私の手に止まったりすることもある。ハエなんかに好かれたくないっての!あと、動きが遅い。たまに床をよちよち歩き続けてるやつもいる。そういうのは大概、朝になると部屋の片隅で死んでるんだけど(あら、弱ってただけ?)歩いてるヤツの前に紙を置くと、そのまま昇りだすので、それを外にそーっと持って行ってリリース。でも、別なやつがまだ部屋の中にいるので、エンドレス(涙

日本の都会でこれを読んでる人は、私がいったいどんな生活をしてるのかと思うだろうけど、まあ、田舎に住めばこんなもんでしょう。どれもたいてい毒はないしね。

ただ、幸いなことに、ゴキブリがいないのだ。森の中にはいるんだろうけど、家の中で見た事ない。ゴキには慣れないなあ。

2011年1月27日木曜日

ニュージーランドのインターネット事情

調査したわけでなく、私が体験した中での話だけど。

こっちきてびっくりしたのは、ネットのデータ流通量によるプラン分けがあること。

たいていのプロバイダーは月5GBから始まり、10GB、20GBといくつかのプランを用意している。日本でプロバイダーに月の使用量を問われたことなんでなかったので、自分がどれくらい使うのか検討もつかなかったよ。

私はつい先日、SlingShotという会社の電話回線とネット回線を契約したんだけど、ここはとてもシンプルなプラン設定で、電話に関しては基本的に月額NZ$49のみ。それで、地元への電話かけ放題が含まれてる。

ネットは、5GBがNZ$30/月で、量としてはこれでいっかーなんて思ってたら、ちょっと遅かったんだよね。Youtube見るのもちょっと「ううーん。まだかえ?」って感じで。ADSLってこんなんだっけ?タカカだからか?と思ってたところ、なんとこのプランは速度にも制限があったのだ!「下り:256K / 上り:128K」だってよ、おい!ADSLじゃないじゃん!21世紀の日本から来た私にとって、これはけっこう衝撃的だった。。。なんつーか、懐かしさすら覚えた。ま、すぐにイライラに変わったけどな。

で、結局10GBのプランに変更した。月$35。そうすると、下りはフルスピードになり、Youtubeもまあ大体ストレスなく見られるようになった。ま、見てるのはOK GoおよびAndyばかりなんだけど。でも、上りは相変わらず128K。最近、家で仕事する私にとって、FTPでのデータやり取りがなんか遅いなーって感じるのはやっぱりストレスだったので、悩んだ末に、次のプラン、20GBに変更した。NZ$45。ちょっと高いなと思うけど、これでやっと上下共にフルスピード。でも、まだプラン変更が反映されない。最大4日かかるって書いてあるんだけど、ネット上で申し込みした意味がない。。。

ちなみにフルスピードといっても、SlingShotのスピード測定すると3MBくらいしか出ない(涙)。8年以上前に、日本の会社の後輩が「自宅に光を入れたら80MB以上出ることがあるんですよ。会社が遅く感じます」といってたのになあ。ま、NZにはまだ光がちゃんと来てないからな。オークランドに来たらしいっていう噂はどっかで聞いたが。

にしても、20GBだから足りると思うけど、データ流通量に制限があると思うだけでやっぱビクビクするよ。日本にいるときは、ネットラジオをかけっぱなしが日常だったけけど、今はそれはできないね。寂しいけど。

そういえば、オーストラリアのテレビCMで「月200GB!」って宣伝してた。確か月額はOZ$50くらいとかそんなもんだったような気がする。あと、オークランドに住んでた知人が、フラットメイト全員だと、月80GBでも足りないって言ってた。それと、クライストチャーチは一応都市なので、速度が速い。銀行などのセキュリティがカタイ金融系のサイトを見る時など一目瞭然。

回線が早くなるとガンガン使うようになるので、結局流通量も増える。私もそのパターンだったと思う。

でも、日本の回線業者さんって何であんなに無制限で成り立ってるんだろう?どっかでひずんでないか?

2011年1月20日木曜日

追っかけ

毎日、OK Goのギタリスト、Andy RossのことをYouTubeで見てます。また今月もデータ流通量が増大しますわ。



やっぱちゃんとヒゲを剃った方がいいな。あと、このくらいの体型を維持したほうが。。。

最初の子供たちとの会話は、こんな感じ。

Andy:ここにあるこれ、これで僕は元カノとのヨリを戻すんだ!
A girl:なんで彼女と別れたの?
Andy:彼女が悪かったんだ。<即答
   わかった?よし、練習を開始しよう!

かわいいよ、Andy。。。

でも、歌詞が聞き取れない。
悲しくて毎日必死に聞いてるけど、やっぱり分からない。CHCHで通ってた英語学校の先生は、「歌は普通の会話とはちょっと違うから難しいんだよ」って言ってたけど、未だにわかんない。。。
ネットで調べてみたけど、出てこないんだよなあ。

仕方ないので、今度、レーベルにメール送ってみようと思います。「英語は私にとって勉強中の言語なので、聞き取れません。歌詞を教えてください」って。

2011年1月17日月曜日

またハマりもの

最近、OK Go っていうアメリカのバンドにすっかりはまってます。

何がおもしろいって、PVだよ!まずはまったのがこれ。



これの何がいいって、ダンスはもちろん面白いんだけど、口パクしてる眼鏡ハゲ(Tim)はボーカルじゃないってこと。本当のボーカルは、一番背の高いDamianだったりする。ほかのPVでも、Timが口パクしてたりする。

私、実はロックはよくわからない。ずっとテクノとかトランスばっかり聞いて来たから。なので、OK Goもどういう音楽なのかわからないけども、割と好きだなーと思う。てか、好きらしい。さっき、AmazonでCDを買ってしまった。ここんとこ、毎日YouTubeやMySpaceでストリーミングで聞いてたから、データ流通量がすごいことになってるため、とうとうCDを買うことを決めた次第。

そして、彼らはこのPV↓でグラミーを獲った。



いわゆるワンカメで一発撮り。すげー。MTVのステージで実演したこともある。

で、私の一番お気に入りは、Andy!このPVのAndyがかわいいったらありゃしない。



右のギターの子ね。
たぶん、この頃まだ27歳とかその辺だった模様。あーカワイイ!でも実はちょっとぽっちゃりしてるので、二重アゴ。そこがまたカワイイ。。。実は胸毛がすごいことも承知しています。

ところで、彼らのテイストって、電気Grooveに近いような気がするんだよね。音楽はまじめなんだけど、PVですごい凝ったばかばかしいことをやる。ライブで演奏しないで踊るし。

そしてなにより、ドラムのDanが瀧に似てる。これにつきるな。お腹も出てるし。でも、控えめ。控えめな瀧。しゃべらない瀧。違和感あるな。

ってことは、Andyは、まりんか?途中で入って来た子だし。げ、まりんに騒ぐグルーピーかよ、あたしゃ。。。

彼らのムービーはYoutube上にたくさんあって、演奏じゃなくて話してるのとかもある。とにかくそれを理解したいと思って、毎日リスニングの勉強代わりに必死で見てます。いくらかは理解できるんだけど、あまりにも分からないときは、お隣のKristieに聞いちゃいます。

パァパにはまったときは勢いでロシアに行ったけど、今回、Ok Goにはまったからといって、L.Aに行くことは、まあ、あるまい。アメリカは一回行ったからもういいや。

2011年1月14日金曜日

ついに出会った!

私は数年前にロシア映画にズッパリはまり、おまけに主演の俳優さんが大好きになって、ロシアへ一人旅をしたことがあります。

その映画とは「父、帰る」、英語の題名は「The Return」
主演の俳優さんは、コンスタンチン・ラブロネンコ、通称コースチャ。映画の中では名前は出てこず、ただ「パパ(ロシア語の発音だとパァパ)」だったので、私はパァパと呼んでます。

※ロシアでは、通称というか愛称が非常に重要で、単なるニックネーム以上なんだとロシア人が言ってたので、あえてちゃんと書きました。

2003年のベネチア映画祭で金獅子賞と新人監督賞を同時に受賞するなど、世界的には有名なはずなんだけど、どーーいうわけか、私の周りに見た人も好きな人もいない。パァパに至っては、誰もその魅力を理解してくれない!きっと、世界中で私だけなんだわ!ウフ!と優越感をもっていたほどでした。<世界で一人なら、誰に対して優越感を持つってんだよ

しかーし!昨日、やっと同志に出会えたんですよ!奥さん!
それは、お隣さんで友人のKristie宅に滞在してるイスラエル人の女の子、Noam(スペリングは?)でした。

「うそー!あの映画が好きって言う人、初めて出会った!」とお互い感激。まあ、彼女はパァパではなく、その映画が好きなんだけどさ。

ちなみに、イスラエルにはロシア人が多いらしいので、彼女にしてみたらパァパみたいな顔の人は見慣れていると思われます。

「今度DVD借りて来て、Kristie交えて3人で見よう!」
「そうだ、彼女のおじいさんはロシア人だし!」

とガッチリ一致団結。

いやいやいや、まさか、ロシア映画である「父、帰る」を好きな同志にNZで出会い、しかもそれがイスラエル人とはねー。ま、Noamも同じこと思ってるだろうけどさ。

2011年1月11日火曜日

営業スマイルとは思いたくない!

ってくらい、親切な店員さんに会いました。まあ、近所のスーパーなんだけど。

先週、ソイミルクを買ったつもりが、ライスミルクを買ってて、交換しに行ったんだよね。そしたら、一番上の棚の、一番奥に一個だけ残ってて、もちろん私に届くわきゃねえ。

サービスカウンターに行ったら、高校生のバイトくんみたいな男の子が対応してくれました。「Ok、これでソイミルクと取り替えていいよ。」と言われたので、「あー、届かないんだよね。小さいので。」と言ったら、一緒に棚まで行って取ってくれました。「あとは?」と聞くので、「ううん、これだけ。ありがとう!」と言うと、両手の親指を立てて「Cool!」と満面ニッコリ。

うあー、かわいいすぎるーーー!!!あたしも親指立て返せばよかったー!

その後、取り替えたソイの会計が済んだ証明のシールを忘れてたので、またカウンターへ行くと、同じ男の子がいて、対応してくれた。どうやらその時、私は買い物メモを置き忘れたようです。しばらく買い物を続行してたら、彼が追いかけて来て、「これ、あなたのだよね。」と、またニッコリ。

うあーー!やさしーーよーーー!!

オバチャン、ちょっと感動。その日はちょっと混んでたので、探すのも面倒だったろうに。(まあ、一番は、私が小さくて見つけにくいってことなんだが)

しっかし、若いってスバラシイ。こういうことを面倒と思わない初々しいまぶしさにやられました。

つーか、最近のこのスーパー、高校生みたいな店員が増えてるんだけど、何だろう?社会体験バイトか?でも、こんな対応してくれるんなら、ちょっとくらいレジが遅くてもいいかな。

油断は禁物

NZ、とくにタカカを含むtop of the South Islandはノンビリしたエリアのせいか、人々が本当にフレンドリーです。

先日、Nelsonの知人宅に行った帰りに、Warehouseというホームセンターみたいな大きなお店に寄りました。バスタオルを買おうと思って。

こりゃええぞ、というタオルを見つけたんだけど、値札がなかったので、店員さんに聞きました。リッキー・マーティンみたいなおにーちゃんでした。

二人でバスタオルを売ってる棚に行く途中、突然「今日は何してたの?良い日だった?」と話しかけてきて、慌てて「楽しかったけど、疲れたよー」と一生懸命答えました。不意の質問は、いつにも増して努力しないと文章が成り立ちませんわ。

ところで、店員さんがこうして話しかけてくるのは、別に好意とかでもなんでもなく、普通。レジの若いにーちゃんも会計しながら「今日はどうだったよ?」みたいな感じで。若い子ほど、「こいつ、英語わかんのか?」という配慮はないような気がします(それ、配慮か?)

って、分かってるのに、つい油断しちゃうんだよなー。そして、アタフタと答えるのが、未だに常だったりするのだった。