2012年12月9日日曜日

触れ合う文化


日本人以外はみなそうなのかわからないけど、同僚や友人はみんな、雑談でも仕事の話でも、目をじっと見て話す。

私は最初の頃は頑張っても3秒で照れが襲ってきて、一旦目を逸らしてまた戦線復帰みたいな感じだったけど、今はさすがに慣れて私もじっと見るように。

でも、今も真似できないのがウインク。これはやったことない。NZに住んでるアジア人以外の人はホント、ウインク上手な人多い。良いタイミングで軽いウィンクで返事する。

あーあと、男女問わず投げキスが上手いも人多いな。これも自然な仕草で、嫌味も何もない。

日本人が戸惑うであろう行為はこんなとこか。

会話中、じっと見つめ合う
ウインク
投げキス
ハグ
ハグしてほっぺにキス(男女関係なく)
親しい女性同士だとハグ&唇に軽いキス

これはべつに恋愛感情とか関係ない行為なのです。

先日も同僚の男性と共通の友人宅で会った時、別れ際「今日は楽しかったねー。じゃあ、また会社でね!」と言いながらハグしたんだけど、彼はほっぺをくっつけながら「チュ!」と音をたてました。ほんとにほっぺにキスしなくても、口で音を立てます。これは好意の表れでもなんでもなく、たんなる挨拶。

まあ、同僚男性の全員とこれをするかっつーと、そうでもないけど。この同僚は、彼のパートナー含めて仲良くしてるからな。

こういう「体が触れ合う文化」ってのは日本にはないよね。夏の盛り場である盆踊りも個々で踊るでしょ。西洋文化は男女ペアだもんね。

そういえば、NZに来て日本人同士でハグってあまりしたことないなあ。。。日本人同士だと妙な照れが入るのは私だけかしら?

2012年12月8日土曜日

車のエンジンを交換した

ニュージーランドにも車検制度があります。国内に自動車産業がなく、輸入しかないNZにとって、車をきちんとチェックすることは自国民を守るために必要なんだろうなあ。

その車検はWarrant of Fitness、通称WOFといいますが、今回、通らなかったのよ、私の車!白煙がヒドイというのが理由。オイルをめっちゃ食うからガレージに持って行ったら「エンジンの交換」が必要といわれ、探してもらってたんだけど、3ヶ月以上経ってやっと見つかった。車種がカローラの一つだったからすぐ見つかんだろう、なんて思ってたのが間違いだった。。。

ちなみに、買った当時ですでに25万キロ走ってて、1年経たずに26万キロ近くまでいった。日本ならまあ、廃車のレベルでしょうけど、NZではそれほど珍しくもない。別の車を買うのではなくエンジン交換することにしたのは、次買う車(当然中古車)に問題がないとは限らないから。ガレージはエンジン替えたらall okと言ってくれたので、交換することにしました。

ラッキーにもガレージが代車をだしてくれてて、この1ヶ月は代車で過ごしてたんだけど、トヨタのカローラってすごいな。ホント安定感あるよ。全然高級車種でもないし、1500ccしかないし、94年製のカローラセレスだけど、90年製のホンダ・コンチェルトと比べると、悪いけど段違い。しかも、セレスのほうが燃費もいいし。世界一売れてきたのも納得だわ。>カローラ

とはいえ、私はホンダのバイク(SPADA。発売当時、アイルトン・セナが宣伝に出てたのよー!)に乗っていたので、ホンダはわりと好きなメーカーだったりして。

エンジンは最初、北島から来るはずだったんだけど、程度があまりよくないことがわかり、再度探し直し。結局、南島の南のほうから来た。

やったー!なんつって思ってたら、2点ほどやり残した作業発見... orz

セレスには車の状態を知らせてくれるディスプレイがあるんだけど、常時「バッテリー液不足」と出る。時計を押しのけて出るもんだから、時刻がわからなくて不便。これは、バッテリーにセンサーをつけて、車本体から出てるコネクタに繋げない限り出続ける。ガレージ、ご丁寧にバッテリー交換してくれてた…もちろん、センサーのないバッテリー(涙 センサー付きはトヨタ純正バッテリーしかないらしい。

次に、サブウーファーをバッテリーに繋げてなかった。ガレージのおっちゃんに訴えたら、ゴミ箱を探し始めた!ケーブル捨てたんかい!!結局見つからなくて、別にケーブルを調達するとのこと。頼むよー。

えーと、これが見事に典型的なNZのガレージのようです。日本のような「完璧な現状復帰」は望まないほうが良いでしょう。私は幸いにも慣れたので、笑ってすますことができました。フー。。。

2012年11月4日日曜日

そろそろ永住権申請

実は、10月にEOIが通って、永住権審査ワールドへの招待状をもらいました。NZに来て3年半。ワークビザ申請2回。CHCH地震に関連して不法滞在も経験。長いとも短いとも言えないけど、こんなもんだねー。

この招待状を得るにはまず、EOIを出すんだけど、これはExpression of Interestのことで、言ってみれば「永住権申請に本気で興味持っちゃってます!押忍!」という気合とか意思を表明する申請。オンラインでできるから手軽っちゃー手軽だけど、2012年9月現在でNZ$510もかかった!たかが意思表明に!(汗)しかも、クレジットカードか小切手しか受け付けない。クレジットカードのように使えるという触れ込みで浸透しつつあるデビットカードはダメ。なので、私はマニュアルで引き落としを頼む申込書をイミグレに送りましたよ。3週間以上かかった。。。遅すぎる。2週間目でイミグレに電話し、どうなってるのか聞いた時の感触だと、どうも忘れられていたようにしか思えませんでしたわ。

ちなみに、会社から郵便局は往復で徒歩20分。昼休みは30分しかない(*)。はて、どうしよ?と思ってたら、同僚がランチを買いに行こうとしていたので「乗せて!」と懇願。OKだったので、急いで手紙と財布を取って外へ出たら、「天気が良いから歩こうと思うんだけど。どう?」って、おいぃーー!!あんたも徒歩なら頼まねーつーの!!
なんとか説得して車を出してもらいました。散歩、邪魔して悪かったねぇ。

*NZでは午前と午後に、Morning tea/Afternoon teaという休憩時間があるのが普通で、これは就業時間から差し引かれない。その分、30分のランチタイムが割りと普通のようです。

EOIに話を戻して。

EOIではいろんな事を質問され、それぞれにポイントが加算される。100ポイントが最低ラインで、ポイント数が高い人から永住権の本審査へご招待される。私はもろもろのポイントを合わせるとゆうに200以上あったので、EOIが通らないことはまずないと確信してた。で、実際に通ったってわけですわ。

EOIはいいんだ。オンラインでただ答えればいいだけだから。これからだよ、地獄は…。
自分がEOIで答えたものに対する証明をすべて提出だ!日本の会社に連絡して、職務経歴書を書いて送ってもらい、それをイミグレが認める翻訳業者に頼んで翻訳してもらわないといけない。そして、フルメディカルチェックもやらなきゃいけない。医師の問診、血液検査、レントゲン。これら全てが一箇所でできるところはあまりなくて、レントゲンは専門の施設っていうことが多い。不便だよねえ。

そして、同僚や知り合いに頼んで、「この人に永住権あげたほうがいいよー。NZにとって得だよー。」っていう推薦レターを書いてもらう。出せとは言われてないけど、こういう周囲からの推薦とか評判の手紙って、永住権に限らず割りとよく見かける文化なのだ。

全てやるのに、おそらくNZ$1000近くかかります…。そして、永住権の申請料はNZ$1800…。今、NZ人の他国(主にAUS)への流出が激しいんだから、申請料下げろよ!と思う。

あと、提出期間も問題。EOIが通ってから4ヶ月以内に全て揃えて申請を出さないといけないのだ。4ヶ月なんてあっという間だよ。ああ、こういうペーパーワーク、本当に苦手…トホホ(涙)でも、これを乗り越えてしまえば、もうビザに悩む必要なくなる!なんとか自分を鼓舞してぼちぼち取り組んでる今日この頃です。



2012年8月18日土曜日

Turbot:砂ヒラメ

また見たことのない魚がFish dayに入ってきた。Turbot。たぶんターボットと読む。調べたら「砂ヒラメ」だそうで、flounderとは違うのかな?と思いつつ注文。

NZ$20.00/kgくらいだったから、安い部類の魚。

でも、フレンチにでてくるヒラメはこの子だそうで、高級魚なんだって。

今回、Fish取りまとめのスタッフが、注文データを間違って同僚の一人に送ってて、到着が金曜日になった。到着当日の夜は刺身で食べるつもりの私にとっては鮮度が心配だったけど、まあいいや。

で、金曜夜に刺身で食べてみた。

硬い。味がない。なんだこりゃ!?あああ、この魚は刺身に向かないのかあ。ヒラメのくせに(涙

翌日、ムニエルかなんかにでもするか…と思いつつ、もう一度調べてみたら、「締めてすぐは味わいに欠けて硬い」という記述が。てことは、今日あたりうまいのかも?と思って食べてみたら、柔らかくて旨みが増してるー!なんじゃこりゃ!?多分、今日は水揚げから4日目くらいだと思うんだけど、こんなに日数が経ってもいいんだねぇ。

でも、今日はカルパッチョにすることにしました。なんとなく。

強めの塩コショウ、レモン汁をかけて冷蔵庫で冷やす。
千切りの玉ねぎを水にさらし、人参も千切り。
マスタードとオリーブオイルを混ぜたソースをかけて、ディルをふりかけて出来上がり。
ディルがいいアクセントになっておいしかった。

また買ってもいいかなと思います。

2012年8月13日月曜日

スプラッター野菜、ビートルート

ニュージーランドには日本で馴染みのない野菜がたくさんある。まったく知らないのなら無視しちゃうけど、ちょっと知ってた、みたいな野菜だと「ああ、これかあ!どんな味だろう?どんなふうに調理するんだろう?」って、余計に興味がわく。

ビートルートもそのひとつ。日本ではビーツって呼ばれてるような気がする。ロシア好きの私としては、ロシア料理に使う野菜。ただ、日本では入手しにくいと言われていた。

ニュージーランドでは普通にスーパーで売ってる。ちなみに缶詰も売ってる。でも、丸のまま買ってきて調理するほうが断然おいしい。

ビートルートはとにかく真っ赤な野菜。切ってる時の手はスプラッターさながらに赤くなる。そして、味は甘い。千切りやグレイターで薄く小さくおろしてサラダにすることもできるし、オーブンでローストもおいしい。でも一晩有名なのは、ロシア料理のスープ、ボルシチじゃないかな。日本ではトマトを大量に使って赤くする店もあると聞くけど、本当はビートルートの赤。

今年、初めてビートルートを買ってきて調理してる。定番はやっぱりボルシチ。初めてボルシチを作った時は、缶詰のビートルートで作ってみたんだけど、駄目だ。茹でると色があせちゃう。歯ごたえもなくなるし。あと、甘みにコクがない。で、生のビートルートを買って作ってみたら、これがまた美味い。何より色の鮮やかさが素晴らしい!

私が毎回お世話になるレシピはこれ。

Cpicon ボルシチ★Russian Borscht by ここじゃんびぶ

私作のボルシチはこんな感じです。食べかけだけど。この写真はちょっと影ってトマトシチューレベルに見えるけど、実際に見ると本当に見事な赤。

ボルシチに絶対に欠かせないのがサワークリームとディルというハーブ。パセリじゃなくて、ぜひぜひディルをふりかけて欲しい。サワークリームとディルのコンビネーションはほんとーーに素晴らしいから!


ちなみに、奥に見えるピンク色のものはシャンパンハム。日本ではシャンパーニュハムかな。切り落としだけどうまいー。最近のお気に入りです。

親離れ

この国では、高校を卒業すると家を出て別々に暮らすのが当たり前。それがたとえ親の家と同じ町内であっても、出る。一時的に親元に住むことがあっても、それは近々出るという前提の話なのだ。

日本では、進学のためとか仕事のためとか、何かきっかけや理由がないと家を出ないし、親元から出ないで結婚する人も多いけど、こちらではありえないみたい。

かく言う私も、大学進学のために一人暮らしを始めた口。年の離れた弟が可愛かったし、家族といるのが好きだったから、きっと進学がなかったらずっと親元にいただろうなと思う。

でも、一人暮らししてよかった。家のことは、やっぱり一人で暮らしてみないと分からないよ。

クライストチャーチにいた時は妹の家にお世話になってたけども、妹いわく「うちに住んでるとお姉ちゃんのためにならない」と。そして私は仕事も見つからないのにフラッティングを始めた。

妹の言うとおりだった。トイレットペーパーの値段一つ知らない自分に気づけた。

そして今、Golden Bayで一人暮らしを開始してみて、初めて電力会社に連絡をとったり、潤沢な資金があるわけではないから必死に中古の車や家具の情報を集めたり、車の修理屋さんとやり取りしたりして、自分の生活を整えてる。だいぶ慣れてきたとはいえ、NZでは当たり前のことなのに知らなかった、なんて事はまだまだたくさんある。

すべてを自分でマネージするのは大変。未だに電話で英語を聞き取るのが苦手だし、周囲の人は同僚や友人のように外国人に話すのに気を使ってはくれないから、何度も聞き直したり、わからないままになったりもしてるけど、楽しい。何やっても新鮮!

特別な事情がない限り、親元は離れたほうがいいなと思う。一人暮らし、またはフラッティングの経験のない人はもったいないと思うよ。

エンジン取替えだの、タイヤ交換だの

この数ヶ月、車が白煙を吐く。オイルもやたら使う。でも、漏れてはいない…なんだ?と思ってガレージ(NZでは車の修理屋さんのことをgarageといいます。自分ちのガレージではない。)に持って行ったら、オイルとフィルターの交換をされた。

でも、ガレージのおっちゃんいわく「少し様子を見て、また症状が出るなら持ってきて。」とのこと。しかし、2日後にスーパー行くのに乗ったら、以前と同じく白煙が!速攻持って行くと、あと2、3週間ほど様子を見ろ、と。

結局、症状がおさまらないし、オイルの食い方が異常になってきたので(たった60km走っただけで、1Lくらい減った!)、また持って行ったら、エンジン交換か完全に修理かどちらかで、前者の方が安くつくと言われた。。。

94年式、買った時点で25万キロ走ってるとはいえ、エンジン交換かよ〜。(ちなみに、この条件はNZではぜんぜん普通。日本の感覚だと廃車だろうけど。)

同僚に相談したら、別のを買っても絶対に問題あるはず、エンジン交換で完全によくなるなら直したほうがいいよ、と。まあね、新車じゃない限り何かは起きるよな。

ガレージに確認したら、今のところ悪いのはエンジンだけだから、それさえ直せばOKなはずだよ、と。

この町にはガレージは一軒しかない。電話すると「はい、ガレージです。」って出る。一般的には一軒しかないと競争がないから良くないと思われるだろうけど、そのガレージは悪い商売をするところではないのは街中のみんなが保証してくれるので、私も信頼してる。

それに、このガレージのおっちゃんがまた良い人なんだよねー。私が残業で車をとりにいけないときは、うちの車庫に持ってきてくれる。まあ、私がおっちゃんちから徒歩1分だからだろうけど。

よし、エンジン交換だ!と決めた矢先、Takaka Hillの先にあるMotuekaからの帰りにパンクした。がっくり。そういえば、Hillが終わった時にオイルレベルのチェックで車を止めた時、なんか音がした気がしたんだよね…。そこから60km,よくぞ無事に高速走行して帰った、私!

で、またガレージへ。そしたらぶっとい釘がささってて、内側がボロボロになってタイヤのゴムくずみたいなのが溜まってた…。もはやそのタイヤは再使用不能ってことで、タイヤを交換した。しかも、溝をよく見ると外のタイヤも浅いので、こりゃあと3本も交換時期かもしれない。

新しいタイヤは翌日に到着するとのことで、その日は車を置いていくことに。そしたら事務のおばちゃんが「乗ってく?家、坂の上でしょ。」と乗せてくれた。「家、たしかあそこよね。」って、また私の家知られてるし。ホント、小さな街だよ。悪いことできねー。

はー、Golden Bayに住む以上、車は必需品だから仕方ないけども、車を所有するってのは金がかかるね。。。