2012年8月18日土曜日

Turbot:砂ヒラメ

また見たことのない魚がFish dayに入ってきた。Turbot。たぶんターボットと読む。調べたら「砂ヒラメ」だそうで、flounderとは違うのかな?と思いつつ注文。

NZ$20.00/kgくらいだったから、安い部類の魚。

でも、フレンチにでてくるヒラメはこの子だそうで、高級魚なんだって。

今回、Fish取りまとめのスタッフが、注文データを間違って同僚の一人に送ってて、到着が金曜日になった。到着当日の夜は刺身で食べるつもりの私にとっては鮮度が心配だったけど、まあいいや。

で、金曜夜に刺身で食べてみた。

硬い。味がない。なんだこりゃ!?あああ、この魚は刺身に向かないのかあ。ヒラメのくせに(涙

翌日、ムニエルかなんかにでもするか…と思いつつ、もう一度調べてみたら、「締めてすぐは味わいに欠けて硬い」という記述が。てことは、今日あたりうまいのかも?と思って食べてみたら、柔らかくて旨みが増してるー!なんじゃこりゃ!?多分、今日は水揚げから4日目くらいだと思うんだけど、こんなに日数が経ってもいいんだねぇ。

でも、今日はカルパッチョにすることにしました。なんとなく。

強めの塩コショウ、レモン汁をかけて冷蔵庫で冷やす。
千切りの玉ねぎを水にさらし、人参も千切り。
マスタードとオリーブオイルを混ぜたソースをかけて、ディルをふりかけて出来上がり。
ディルがいいアクセントになっておいしかった。

また買ってもいいかなと思います。

2012年8月13日月曜日

スプラッター野菜、ビートルート

ニュージーランドには日本で馴染みのない野菜がたくさんある。まったく知らないのなら無視しちゃうけど、ちょっと知ってた、みたいな野菜だと「ああ、これかあ!どんな味だろう?どんなふうに調理するんだろう?」って、余計に興味がわく。

ビートルートもそのひとつ。日本ではビーツって呼ばれてるような気がする。ロシア好きの私としては、ロシア料理に使う野菜。ただ、日本では入手しにくいと言われていた。

ニュージーランドでは普通にスーパーで売ってる。ちなみに缶詰も売ってる。でも、丸のまま買ってきて調理するほうが断然おいしい。

ビートルートはとにかく真っ赤な野菜。切ってる時の手はスプラッターさながらに赤くなる。そして、味は甘い。千切りやグレイターで薄く小さくおろしてサラダにすることもできるし、オーブンでローストもおいしい。でも一晩有名なのは、ロシア料理のスープ、ボルシチじゃないかな。日本ではトマトを大量に使って赤くする店もあると聞くけど、本当はビートルートの赤。

今年、初めてビートルートを買ってきて調理してる。定番はやっぱりボルシチ。初めてボルシチを作った時は、缶詰のビートルートで作ってみたんだけど、駄目だ。茹でると色があせちゃう。歯ごたえもなくなるし。あと、甘みにコクがない。で、生のビートルートを買って作ってみたら、これがまた美味い。何より色の鮮やかさが素晴らしい!

私が毎回お世話になるレシピはこれ。

Cpicon ボルシチ★Russian Borscht by ここじゃんびぶ

私作のボルシチはこんな感じです。食べかけだけど。この写真はちょっと影ってトマトシチューレベルに見えるけど、実際に見ると本当に見事な赤。

ボルシチに絶対に欠かせないのがサワークリームとディルというハーブ。パセリじゃなくて、ぜひぜひディルをふりかけて欲しい。サワークリームとディルのコンビネーションはほんとーーに素晴らしいから!


ちなみに、奥に見えるピンク色のものはシャンパンハム。日本ではシャンパーニュハムかな。切り落としだけどうまいー。最近のお気に入りです。

親離れ

この国では、高校を卒業すると家を出て別々に暮らすのが当たり前。それがたとえ親の家と同じ町内であっても、出る。一時的に親元に住むことがあっても、それは近々出るという前提の話なのだ。

日本では、進学のためとか仕事のためとか、何かきっかけや理由がないと家を出ないし、親元から出ないで結婚する人も多いけど、こちらではありえないみたい。

かく言う私も、大学進学のために一人暮らしを始めた口。年の離れた弟が可愛かったし、家族といるのが好きだったから、きっと進学がなかったらずっと親元にいただろうなと思う。

でも、一人暮らししてよかった。家のことは、やっぱり一人で暮らしてみないと分からないよ。

クライストチャーチにいた時は妹の家にお世話になってたけども、妹いわく「うちに住んでるとお姉ちゃんのためにならない」と。そして私は仕事も見つからないのにフラッティングを始めた。

妹の言うとおりだった。トイレットペーパーの値段一つ知らない自分に気づけた。

そして今、Golden Bayで一人暮らしを開始してみて、初めて電力会社に連絡をとったり、潤沢な資金があるわけではないから必死に中古の車や家具の情報を集めたり、車の修理屋さんとやり取りしたりして、自分の生活を整えてる。だいぶ慣れてきたとはいえ、NZでは当たり前のことなのに知らなかった、なんて事はまだまだたくさんある。

すべてを自分でマネージするのは大変。未だに電話で英語を聞き取るのが苦手だし、周囲の人は同僚や友人のように外国人に話すのに気を使ってはくれないから、何度も聞き直したり、わからないままになったりもしてるけど、楽しい。何やっても新鮮!

特別な事情がない限り、親元は離れたほうがいいなと思う。一人暮らし、またはフラッティングの経験のない人はもったいないと思うよ。

エンジン取替えだの、タイヤ交換だの

この数ヶ月、車が白煙を吐く。オイルもやたら使う。でも、漏れてはいない…なんだ?と思ってガレージ(NZでは車の修理屋さんのことをgarageといいます。自分ちのガレージではない。)に持って行ったら、オイルとフィルターの交換をされた。

でも、ガレージのおっちゃんいわく「少し様子を見て、また症状が出るなら持ってきて。」とのこと。しかし、2日後にスーパー行くのに乗ったら、以前と同じく白煙が!速攻持って行くと、あと2、3週間ほど様子を見ろ、と。

結局、症状がおさまらないし、オイルの食い方が異常になってきたので(たった60km走っただけで、1Lくらい減った!)、また持って行ったら、エンジン交換か完全に修理かどちらかで、前者の方が安くつくと言われた。。。

94年式、買った時点で25万キロ走ってるとはいえ、エンジン交換かよ〜。(ちなみに、この条件はNZではぜんぜん普通。日本の感覚だと廃車だろうけど。)

同僚に相談したら、別のを買っても絶対に問題あるはず、エンジン交換で完全によくなるなら直したほうがいいよ、と。まあね、新車じゃない限り何かは起きるよな。

ガレージに確認したら、今のところ悪いのはエンジンだけだから、それさえ直せばOKなはずだよ、と。

この町にはガレージは一軒しかない。電話すると「はい、ガレージです。」って出る。一般的には一軒しかないと競争がないから良くないと思われるだろうけど、そのガレージは悪い商売をするところではないのは街中のみんなが保証してくれるので、私も信頼してる。

それに、このガレージのおっちゃんがまた良い人なんだよねー。私が残業で車をとりにいけないときは、うちの車庫に持ってきてくれる。まあ、私がおっちゃんちから徒歩1分だからだろうけど。

よし、エンジン交換だ!と決めた矢先、Takaka Hillの先にあるMotuekaからの帰りにパンクした。がっくり。そういえば、Hillが終わった時にオイルレベルのチェックで車を止めた時、なんか音がした気がしたんだよね…。そこから60km,よくぞ無事に高速走行して帰った、私!

で、またガレージへ。そしたらぶっとい釘がささってて、内側がボロボロになってタイヤのゴムくずみたいなのが溜まってた…。もはやそのタイヤは再使用不能ってことで、タイヤを交換した。しかも、溝をよく見ると外のタイヤも浅いので、こりゃあと3本も交換時期かもしれない。

新しいタイヤは翌日に到着するとのことで、その日は車を置いていくことに。そしたら事務のおばちゃんが「乗ってく?家、坂の上でしょ。」と乗せてくれた。「家、たしかあそこよね。」って、また私の家知られてるし。ホント、小さな街だよ。悪いことできねー。

はー、Golden Bayに住む以上、車は必需品だから仕方ないけども、車を所有するってのは金がかかるね。。。