2012年8月13日月曜日

親離れ

この国では、高校を卒業すると家を出て別々に暮らすのが当たり前。それがたとえ親の家と同じ町内であっても、出る。一時的に親元に住むことがあっても、それは近々出るという前提の話なのだ。

日本では、進学のためとか仕事のためとか、何かきっかけや理由がないと家を出ないし、親元から出ないで結婚する人も多いけど、こちらではありえないみたい。

かく言う私も、大学進学のために一人暮らしを始めた口。年の離れた弟が可愛かったし、家族といるのが好きだったから、きっと進学がなかったらずっと親元にいただろうなと思う。

でも、一人暮らししてよかった。家のことは、やっぱり一人で暮らしてみないと分からないよ。

クライストチャーチにいた時は妹の家にお世話になってたけども、妹いわく「うちに住んでるとお姉ちゃんのためにならない」と。そして私は仕事も見つからないのにフラッティングを始めた。

妹の言うとおりだった。トイレットペーパーの値段一つ知らない自分に気づけた。

そして今、Golden Bayで一人暮らしを開始してみて、初めて電力会社に連絡をとったり、潤沢な資金があるわけではないから必死に中古の車や家具の情報を集めたり、車の修理屋さんとやり取りしたりして、自分の生活を整えてる。だいぶ慣れてきたとはいえ、NZでは当たり前のことなのに知らなかった、なんて事はまだまだたくさんある。

すべてを自分でマネージするのは大変。未だに電話で英語を聞き取るのが苦手だし、周囲の人は同僚や友人のように外国人に話すのに気を使ってはくれないから、何度も聞き直したり、わからないままになったりもしてるけど、楽しい。何やっても新鮮!

特別な事情がない限り、親元は離れたほうがいいなと思う。一人暮らし、またはフラッティングの経験のない人はもったいないと思うよ。

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