2012年5月27日日曜日

食器洗い

NZでは、食器洗いの際、洗剤を洗い流さないことが割と普通です。アメリカもそうだったかな、確か。

食器洗いはどうしてるのかというと、こういう手順。

  1. シンクに熱めの湯を溜める。
  2. 湯の落ちる場所あたりに洗剤を垂らす。泡が立つ。
  3. その泡のお湯で食器を洗い、泡がついたまま食器カゴ、もしくはシンク横に置く。
  4. まだ食器や水滴が熱いうちに布巾(ティータオルという)で拭き取る。棚へ戻す。
因に、シンクはとても小さいです。まな板も入りきらないくらい。上のような溜め洗いが普通なので、この大きさが丁度いいみたい。

熱目のお湯で洗うから油汚れもよく落ちるし、乾きも早い。そうそう、こちらの人は、食器カゴに洗った食器を置きっぱなしにするのがあまり好きではないみたい。だから、とっとと拭いて、しまう。

ところで、これまで私はちゃんと洗剤は洗い流してた。でも、この家に引越て来て、それができなくなった。なぜなら、キッチンの蛇口が、湯と水の二口だから。水で洗うのは凄く冷たくて、手がかじかんで動かなくなる。じゃあお湯で、と思うけど、蛇口から出るお湯は熱すぎて洗えない。

結局、溜め洗いをするしかないのだ。

最初は抵抗があったさー。でも、この国の人はこうやって洗って、別に病気になったりしてるわけじゃないし、私だって平気だろう、と思うようになった。

私にとって、慣れない文化や流儀に従う時に基準になるのは、

  • この国の人はこれをずっと普通にやってきて、生活している。
  • これをやったとしても、病気になったり死ぬ訳じゃない

ということ。そうとでも思って慣れていかないと、移住はできないと思うんだよねー。

日本みたいに水が豊富じゃない国や、お湯タンクに電気代がバカ高くつくような国にとって、溜め洗いは理に適ってる。私も電気代は節約したいし、やけども嫌なので、慣習に倣ってる。

といっても、実は、いつの日か、二口の蛇口をmixer蛇口に変えたいなと、密かに思ってるんだけど…。

ま、郷に入りては郷に従え、とはよく言ったものだとつくづく思うよ。

Southern Kingfish:ミナミカゴカマス

スズキ目、カマス科だそうです。カマスっていうと、日本では塩焼きか何かにして、スダチ醤油で食べたような記憶がうっすらある程度。けっこうあっさり目の味かなーなんて。

500gでNZ$9.00くらい。安いー。(まあ、だから買ったんだけど)

で、刺身で食べてみたら、すごく脂が乗ってる!おいしいわ、これ。でも、身が柔らかくて、崩れ易い。

翌日は火を通して食べてみた。そしたら、ブリみたいな味がする。そこで、後日、甘辛く照り焼きにしてみたらところ、バッチリ。懐かしのブリの照り焼き!甘辛いタレと脂が絡み合って素晴らしい。この汁だけでご飯食べられそうなくらい。

この脂は和風の味付けに合うと思う。でも、この国の人には、この脂はどうやると美味しいのかわからないんだろうな。照り焼きの前にトマトソースだかクリームソースで和えたんだけど、あまり合わなかったような記憶が。だから安いんだな。きっと。

和食が恋しい時にうってつけの魚だと思います。

Monk:ミシマオコゼ科

ちょっと前になってしまうけど、monkを買いました。

和名はオオミシマというらしい。ミシマオコゼ科、つまり、オコゼなんだな。私はアンコウだと勘違いしてました。

値段は、NZ$11.00/kgくらい。買ったのは500gですが。

まずは、もちろん刺身。歯ごたえがモチモチ。すぎるほど、モチモチ。ホルモンか、っつー歯ごたえ。

味はどうかというと、あまりない…。甘みもない。脂もない。がっかり。

同僚曰く、カレーやシチューにすると良いとのことだけど、まさにそうだなと思いました。他の同僚に至っては、「Monk?買わないわー。」と明言。そうかもね。。。ムニエル程度のシンプルな味付けの料理では、全然面白くないかも。やっぱカレーとかかな。